安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

撮っていても記事にしていなかったキハ187系です。

枚数としてはその都度で、あまり撮っていないので、撮り貯まったキハ187系を、２回に分けてのUPとなります。

今日の記事では新山口駅で撮影したキハ187系です。

まずは冒頭からの３枚、まだD51-200号機が牽引できていた頃、２番ホームへ入線して来た懐かしい写真です。

続いては西陽の射す夕方の写真ですが、１番ホームにいるのは35系客車ではなく、キハ40系ディーゼルカーです。

ところで″SLやまぐち″号ですが、2022（令和４）年５月３日に津和野駅で折り返しの発車準備中に、台車へ亀裂が発見されて以降蒸気機関車の運休つかり、現在は京都鉄道博物館内の整備工場にて整備が続けられていました。

昨年８月下旬に山口線へ回送されて試運転も実施された後、京都の修繕庫で調整と整備が続けられていましたが、JR西日本中国統括本部は、今年５月頃に″デゴイチ + SLやまぐち号″での運行再開を目指すと発表しました。

D51-200号機は、、2年ぶりの復活が期待されることとなりましたが、運行再開に合わせて指定席料金、グリーン車料金を値上げすることも明らかにしています。

新しい料金は、全国的に蒸気機関車の人気が高まっている反面、営業列車として継続運行されている蒸気機関車は減っているため、JR九州・JR東日本・JR北海道のSL列車料金を参考に設定したそうです。

指定席と乗車料金の合計は、新山口～津和野間の場合、普通車は現行1700円から2850円へ、グリーン車ては2170円から3670円となります。

これまでは特定地方交通線の、基本運賃と指定席料金またはグリーン料金のみで乗車できていたSLやまぐち号でしたが、 機関車保全の費用の一部を乗車するお客さんも負担する体制へ変更されます。

と、キハ187系の記事なのに、長々とSLやまぐち号の話題を語りましたが、山口線と言えばやはり D51200 ＆ C571 ですものね。

さてキハ187系ですが、JR西日本では今回のダイヤ改正にて、自由席の廃止が徹底されました。

しかしJR西日本管内の特急列車としては、特急スーパーおき と 特急スーパーまつかぜ の山陰特急には存置されました。

同じキハ187系を使用する岡山駅発着の 特急スーパーいなば は、既に自由席廃止となっています。

余談ですが、JR西日本の特急列車で他に自由席を連結している列車は、特急はるか・特急能登かがり火と、JR他社と直通する特急ひだ・特急南紀そして特急南風・特急うずしお・特急しおかぜです。

人口減少によって労働力の確保が難しくなっている昨今、職員は可能な限り運行そのものへ携わる職種へ配置したいとの思いと、人手のかかる自由席の廃止は指定席料金の増収以上に、人件費削減による収支改善を目指した施策のようです。