前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2023/08/04/215701
正規のBトレ製品としてラインナップされた新潟カーペット気動車の新塗装ですが、たまたま一両入手することができ、前回の記事にしました。
白系のオシャレな塗装への変更は95年だそうです。自分が90年代初頭に追いかけたカーペット車はもちろん緑の濃淡バージョンでした。
自分が記録できたカーペット車は数枚だけです。まずは高崎あたりの中線で休む姿。
そして磐越西線あたりで撮ったもの。この看板がひどいですね。
この列車は、95年に白くてオシャレな塗装になり、NODOKAの登場で引退したようです。
過渡期には新旧色の混結もあったようですので、それを目指します。というか、この面倒な塗色を3-4両も作るのは辛すぎるので、、、。
種車を物色します。
ジャンクで確保していたキハ58をバラすのですが、、、、間違えていました。両方ともキハ28の屋根です。これが後で面倒なことに。
キハ58系は下手すると20年以上前の商品だったりもするので、ドライバーを差し込んで慎重に分解します。それでもジャンク品は接着剤で固定された個体に出会い、製作自体を断念することもあります。
、、、硬くハマっていたお面と屋根の間のリブを一つ破壊してしまいました。
キハ58の塗り替えで悩ましいポイントである前面窓のマスキングをします。テープを貼り、鉛筆でなぞってから切り出したところ、うまく行きませんでした。
結局、ぴったりの大きさに切れず、小さめのものを、それぞれの角合わせで何枚か重ねました。
おびただしい数の塗装失敗をしてきましたが、原因はほとんど一つ。吹き過ぎです。
薄く吹き、我慢して乾くのを待ってから、何回にも分けて色をつけていきます。
濃い緑はクレオスの「暗緑色(中島系)」です。
その後、1ミリ幅、2ミリ幅、それらの重ねなどでマスキングしました。本来は微妙に太さの異なる線も同じ太さにしてしまったりしています。
グリーンマックスの青緑一号を吹きました。写真を色々みるに、この選択は合ってると思うのですが、出来上がりはなんだか濃くなってしまいました。
そして、今回の最大に悩んだポイントの一つですが、斜めストライプは2組であるところをどうしても表現できなかったのです。涙を呑んで省略してしまいました。
マスキングは、車体のモールドに引っ張られないように、まずは塗り分け線を細いテープで決めて、その後に大きな面積をふさぐようにしました。
西武アイボリーを吹きました。だいぶ黄色い印象のあるこのスプレーですが、この車に対してはちょっと白過ぎる印象です。クリーム4号にすべきだったかも知れません。
細かい繰り返し吹きと、マスキングテープを楊枝で押さえる作業を丁寧にやった甲斐あり、自分にしてはうまく行きました。
このくらいなら、タッチアップで直せそうです。
爪楊枝にダイソーのアクリル絵の具をつけて、緑やクリーム色を補います。
銀のマーカーのインクをタプタプに出して、爪楊枝でヘッドライトを塗ります。
暖地型のスリットタイフォンは、アクリル絵の具を多めに盛って埋めてしまうという適当さです。
組みました。
いろいろ苦労しました。
・そもそもキハ58ではなく28を2両塗ってしまった。実車は58×3両、28×1両のみ。
・側面パーツに「28A」など同じ表記が刻印されているのに、窓のリブ位置が違うものがある。
・連結面パーツのリブが異様に太く、Bトレ黒ブロックに差さらない。
なお、冷房車なので妻面パーツを配電盤有りにするというポイントは、偶然ちゃんとそうなってました。
この列車はなぜか貫通幌が茶色いので、そのようにしました。列車無線アンテナをつけました。
さて、この列車ですが、国鉄末期〜JR初期によくあった、やたら複雑なストライプです。
写真資料を検索しまくりましたが、押さえておくべき点として「ストライプは全部右肩上がり」だと思います。
上位の検索写真の中に、なぜか左右反転写真があり、ストライプの位置関係が逆でした。大変焦りました。
今回、片方だけに省略してしまいましたが、緑の太い2組の斜めストライプは、3つの部位の太さが異なります。
この濃い緑の斜め線の隙間はクリーム色なのですが、検索写真の中に一枚だけそこが緑色の写真があったのです。時期によるのか、車番によるのか、、、。
今回の模型の塗り分けは大分いい加減ですが、実車写真を見ても、濃い緑の線の側面と前面の整合性が取れておらず、グニャッと線が曲がっている写真もありました。
こういうことも含めてジョイフルトレインは面白いです。
その後、床下的なものや、前面下のパーツ類もつけ、思い入れが増しました。
十何本目かとジョイフルトレインのショーティーが出来上がりました。
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