ことでん新型車両は何を置き換える?「車齢54年以上の22の車両」とは


こんにちは!
今回はことでんに関する記事を書いていきたいと思います。
昨日、ことでんの新型車両に関する情報が発表されました。2026年度後半~2027年度にかけて新型車両2編成4両を導入予定であるとのことです。18m車体の3ドア車を導入するということです。
www.asahi.com
車内の写真も公開されています。内装はなんだかE131系みたいですね(笑)座席の袖仕切りの形状が完全一致しています。LCDも搭載するということで、非常に良い車両ですね。

ことでん 1100形

更に、今後の置き換えの見込みについて、別記事で公表されています。
news.yahoo.co.jp
こちらの記事によると、置き換え対象は「製造から54以上がけいかしている22の車両」とされています。「22の車両」って随分表現があいまいですね(笑)22両(つまり2連×11編成)なのか、22編成なのかが分かりません。しかし、置き換え対象を探るにはこの表現から探るしかありませんから、今回はどの車両が置き換え対象に成りうるのか、このことについて考えてみたいと思います。

車齢54年以上の形式は?

まずは現時点で車齢54年以上の形式を見てみましょう。車齢54年以上の形式は以下の通りです。

琴平線
700形 2連×2編成(車齢53・50年)
1070形 2連×2編成(車齢66年)
1080形 2連×5編成(車齢64年)
1100形 2連×4編成(車齢55年)
1200形 2連×7編成(車齢57・54年)

長尾線
600形 2連×2編成(車齢50~51年)
1200形 2連×1編成(車齢54年)
1250形 2連×1編成(車齢54年)
1250形 2連×3編成(車齢53年)
1300形 2連×4編成(車齢46~50年)

志度線
600形(車齢50~53年)2連×6編成
700形(車齢55年)2連×1編成
700形(車齢50年)2連×1編成
800形(車齢51年)2連×2編成

参考:600,700形:元名古屋市交200形・700形など、1070形:元京急700形、1080形:京急1000形、1100形:京王5000形、1200,1250形:京急700形、1300形:京急1000形

www.kotoden.co.jp
車齢はこちらのことでん公式HPをご参照ください。

車齢66年の琴電1070形
このうち、志度線については16mの車両しか入線できない路線です。志度線は1編成のみ車齢54年超え状態で、他の編成は54年を超していないことを考えても、今回の新車での置き換えではなさそうです。
まずは2026年度の最初の2編成で置換となるのは、1070形・1080形のうちの2編成でしょうね。この両形式は特に車齢が高く、60年を優に越しています。今後、新型車両の導入で最も優先的に廃車になって行くであろう形式です。こちらの2両×7編成=14両は真っ先に置き換えられると思います。
残る車両は、22両と考えるならば、残り8両(4編成)ですが、そうなると、数は1100形がぴったりと合いますね。この辺りは、1100形・1200形の車齢がほぼ変わらないため、このうちの4編成が置き換え対象となると考えるのが、妥当かと思います。
22編成の場合、琴平線長尾線の1070形・1080形・1100形・1200形・1250形(合計23編成)のほぼ全数を置換と見て良いのかと思います。600形については、琴平線長尾線用の編成も残ることになりますが、志度線の車両と共通部品を使っていますから、志度線の置き換えが未定であるうちはメンテナンスも共通にできます。さらに、車齢も54年に達していない編成ばかりですので、こちらが残存対象なのかなと思いますね。

このように『22の車両』が車両数なのか、編成数なのかによって変わってきますが、いずれにしても1070・1080形は置き換え対象間違いなしでしょうね。また1100形も怪しいかもしれません。しかし、2026年度に2編成ということは、まだまだ置き換えに時間はかかりそうですね。今は車齢54年に達していない編成も、今後続々と達してきますから、今後しばらく1年に数両ずつ新型車両の導入が進むのだろうなと思います。あとは16mしか入線できな志度線向けの新型車両はどうなるのか、こちらも注目でしょうね。
最後までご覧いただきありがとうございました!