NO.3010 「あそぼーい!」全区間利用「SUGOCA大回り」利用記録(その2・大分→宮地編) | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 特急「あそぼーい!」を行程の目的としました「SUGOCA大回り」第11弾の模様をご紹介しておりますが、前回はスタート駅香椎駅から別府駅まで画像1の特急「ソニック」に乗車、そして「あそぼーい!」に乗車しまして大分駅まで乗車した模様までを皆様にご紹介しておりました。

 

 今回利用しました「SUGOCA大回り」は、これまで私自身も10回行っておりますが、「SUGOCA」のメリットでもありますエリア内の運賃計算方法を利用したものでありまして、乗車区間の運賃を計算する際に「運賃計算の特例に使用する路線」を経由した場合には、実際には異なる経路で乗車する場合でもこれらの線区を経由したものとして運賃を計算するというものでありまして、いわゆる最短経路で利用する事が可能になっております。

 

 そう言った事から、鉄道マニアでも知られております近郊区間の「大回り」になぞりまして、「SUGOCA大回り」として同じ区間を通らなかったら(重複する小倉~西小倉間で特急利用時を含みます)数百キロにも及ぶ「大回り」を形成する事ができるものでありまして、そう言った事からこれまで10回にわたりまして「大回り」を行うに至っております。

 

 

 所で、今回「あそぼーい!」に別府駅から乗車しておりますが、乗車している所も9席しかないパノラマスペースに座る事ができておりました。そんな「あそぼーい!」では、現在平日の特定日に同区間を運行します「九州横断特急」との兼ね合いもありまして、全車自由席で利用する事もできておりまして、そう言った事から今回の「SUGOCA大回り」でこの「あそぼーい!」に別府→熊本間で乗車するにも至っておりました。

 

 

 さて、今回その2では、大分駅からさらに豊肥線に入りまして西へと進んでまいります。今回は途中の宮地駅までの模様を皆様にご紹介してまいりいます。

 

 

 15時23分、雨の中の大分駅を発ちまして、一旦日豊線と並行して進んで行きます。ちょうど向かいには大分地区の運用に入っております813系電車とすれ違う姿も見られておりました。

 

 ((雨で見にくいですが)813系電車)

 

 

 さらに進みますと、右側には由布院・日田方面へと進みます久大線と分かれます。この「あそぼーい!」で運行しておりますキハ183系1000番台気動車も、「ゆふいんの森」2世、「あそぼーい!」の前の「ゆふDX」時にはこの久大線で活躍していた訳でしたのでこちらも通っていた事にもなりますが、現在は通らないのもわからなくはない所でもありましょうか。

 

 (久大線の高架橋)

 

 

 列車は大分川を渡ります。この左側に見えておりますのは日豊線になりますが、この豊肥線でも架線が設けられているのもわかります。それはこの後ご紹介します大分車両センターへの回送でこの豊肥線も使用されている事もありまして、こうした架線の姿も見られております。

 

 

 大分川を渡りますとありますのが下郡信号場であります。ここで大分車両センターへと豊肥線とが分かれるようになりますが、「あそぼーい!」はその下郡信号場を通過して行く事になります。ちなみに、奥には815系電車の姿がありまして、大分車両センターを出庫しまして大分駅へと向かう姿が見られていた事がわかるのではないかと思います。

 

 

 下郡信号場を通過しますと、架線がない豊肥線へと入ってまいります。この姿からも豊肥線に入った事がわかる姿ではありますが、それでも(この地区における)非電化単線と言うのもこの路線ならではな姿でもありましょうか。

 

 

 このまま特急列車としての姿が見られるかと思いきや、次の滝尾駅で運転停車します。この豊肥線では一線スルー構造ではなくY字分岐となっている駅が主に見られておりますので、こうした行き合いの姿もわからなくもない姿であると言ってもいいかとも思います。

 

 

 さて、車窓も雨の中が中心となりますので、ここで今回乗車時の車内の姿をご紹介してまいります。

 

 

 画像が3号車であります。この3号車と言いますと、転換式で窓側に子供さんが来る形となっている親子シートでもあります「白いくろちゃんシート」がある所でありますが、この日は親子の姿も見られませんでした。その代わり、その下の画像にもありますように「大人」個人の乗客が見られておりまして、自由席でもありますのでゆったりとしている姿が見られておりました。

 

 (白いくろちゃんシート)

 

 (この日は「大人」個人の姿が見られていました)

 

 尚、全車自由席の運行でもありましたので、前回利用しましたNO.2991でもご紹介しましたように、売店の営業は停止、シートの所にあります木のプールや読書スペースも使用できないようになっておりまして、客室乗務員がいらっしゃらない分細かな営業がなされていない事が伺わせておりました。

 

 (木のプール)~使用できないようになっていました

 

 (読書スペース)~立ち入りはできないようになっていました

 

 ちなみに、読書スペースには様々な絵本が見られていましたが、特に「ノンタン」は目立っておりました。まさに子供さんが読むにふさわしいものも置かれている事がわかる姿でもあります。

 

 

 こちらは1号車の(進行方向)前方の座席であります。よく見ましても、デザインされました水戸岡鋭治氏ならではのシート柄が見られている事がお分かりいただけます。この日この号車では画像のように空席も多く見られておりまして、普段の「あそぼーい!」とは違った姿が見られていた事がわかるのではないでしょうか。

 

 

 そして、「KURO」の暖簾をくぐりますと、1号車(進行方向)後方の座席であります。今回乗車しております4号車前方の座席と同じ配置ではありますが、こちらは9席の中でも空席も見られておりまして、そこまで4号車ほど争奪戦には至っていなかった事がお分かりいただけるのではないかと思います。

 

 (1号車後方)

 

 こちらは、カウンターでありますが、「KURO」のぬいぐるみやおもちゃ類などを展示している姿が見られております。それにしても、木のおもちゃも良くできている事がわかるのではないでしょうか。

 

 

 さて、4号車に戻りまして車窓の姿をご紹介してまいりますが、引き続き雨が降り続いておりました。

 

 

 16時、「あそぼーい!」は三重町駅にやってまいりました。この三重町駅と言いますと、青いこ線橋が特徴ではありますが、そのこ線橋を越えまして、ホーム先の所に停車します。やはり4両編成ならではな部分でもありますが・・・。

 

 (こ線橋より先に停車しているのがわかります)

 

 

 16時12分、次の停車駅の緒方駅にやってまいりました。この駅は、進行方向右側に駅舎がありますので、右側に1番ホーム、左側に2番ホームとなります。したがって、「あそぼーい!」はこのうち1番ホームに停車している事がお分かりいただけます。

 

 

 16時25分、「あそぼーい!」は豊後竹田駅1番ホームにやってまいりました。ここで3分停車しますので、ホームに降りてから撮影を行っておりました。やはり、天気が良くない中でもありますので、雨が降る車窓よりは雨が降る・降らないはどうであれ、数分の停車で車外の姿を収める時があればそちらの方がいいのではないかとも思いますので。

 

 この豊後竹田駅では、運転士が交代します。また、車掌は博多車掌区の車掌が乗務されておりまして、画像の女性の方がこの日の車掌でありました。ちなみに、前回肥後大津→熊本間の乗車時は非常に腰の低い車掌の方が乗務されておりましたが、その方も博多車掌区の車掌の方でもあったようであります。尚、現在熊本乗務センターでは令和4年9月改正より車掌はいらっしゃらず、そう言った事から博多車掌区が広域乗務へと至っているようであります。

 

 ここでは、先述の「白いくろちゃんシート」が設置されております、多くの「KURO」の姿が見られます3号車、

 

 留置されておりましたキハ125形気動車(-12)の姿も収める事ができておりました。現在、このキハ125形気動車も、唐津所属は全車「ロマンシングサガ」ラッピングが施されておりますので(NO.3005参照)、黄色一色の姿も現在は大分所属車でしか見る事ができておりません。

 

 

 16時28分に豊後竹田駅を発ちまして、さらに西へと進みます。豊後竹田駅を発ちましてしばらく進みますと、稲葉川の橋梁に差し掛かりますが、やはり川は増水しておりました。

 

 (川は増水していました)

 

 

 豊後竹田駅から数分、進行方向左側には大分バスグループの大野竹田バスの営業所の裏を通過します。ちょうど営業所には、P-規制の日野レインボーRJの姿が見られておりまして、恐らくは社番1082であったようであります。このように貴重な車も見られていただけに、正直この雨には悔やまれる所ではなかったかとも思う所ではあります・・・。

 

 

 玉来駅を通過しまして、次は豊後荻駅となります。通過しますと画像のようにまさに山の中と言う所を通過しておりまして、まさに自然に挑んでいる事を伺わせている姿に変わっている事がわかります。

 

 しばらくしますと、霧に入ります。ちなみにその前には鹿が線路を横切っておりまして、車内でも「おお~!」と言う声が聞こえておりました。幸い速度も出ていなかったのが良かったですが、もしも高速で走っていたならば惹かれていたのではないかとも思う所ではありましたでしょうか。

 

 

 こうして、霧を越えまして16時42分に豊後萩駅にやってまいりました。この時信号機はでありましたが、それはキハ185系気動車「九州横断特急3号」と行き合うためでありまして、その下の画像のように入線シーンを収める事ができておりました。

 

 (「九州横断特急3号」)

 

 16時43分、「あそぼーい!」は豊後萩駅を発ちまして、再び山の中へと入ってまいります。

 

 (別の区間)

 

 16時55分、「あそぼーい!」は標高754メートルと、九州で一番高い所にある駅でもあります波野駅を通過します。ちょうど向かいのホームにはキハ125形気動車の2527Dの姿がありまして、「あそぼーい!」の通過待ち合わせを行っている姿が見られておりました。

 

 

 波野駅を通過しますと、平成24年に発生しました「九州北部豪雨」でトンネルの崩落が起きました坂の上トンネルに入ります。トンネルでは、熊本側でも線路がクニャっと大きく曲がってしまうほどひどい姿も見られておりましたし、その前の豊後竹田~波野間でも被害が見られていたほどでもありましたが、翌平成25年に全線で運行を再開しております。

 

 (別の位置)

 

 

 こうした所を通過しまして、列車は宮地駅へとやってまいります。宮地駅では「Y字分岐」の左側になります2番ホームに入線する事になります。

 

 

 17時06分、「あそぼーい!」は宮地駅にやってまいりました。ここで3分(17時09分発)停車しまして、このように外観の姿を収めるに至っておりました。

 

 

 今回は、「あそぼーい!」を利用しました「SUGOCA大回り」のその2としまして、大分→宮地間の乗車の模様をご紹介しましたが、今回ご紹介しました区間からも、特に自然の中を走っている事が実感するほどではなかったかと思いますし、過去には大きな災害もあった場所でもありましたのでわからなくはないでしょうか。ですから車体に汚れが見られるのも伺える所ではありますが、それを運転席より前の所で感じさせられる所もこの列車ならではかなとも思う所ではあります。次回最終回では、宮地駅より熊本駅までの乗車、そして博多駅までの模様までご紹介する予定ですので、次回最終回もご覧になっていただきたいと思います。

 

  ※タイマー設定ミスのため、約2時間遅く全体掲載に至っております。

   時刻は3月改正前の時刻です、したがって、現在の時刻とは異なります。