水路の水の表現を試してみる。(2)思ったよりも・・! | 16番ゲージレイアウトのこと..など

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16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 前回からの続きです。

 朝起きると、グロスポリマーメディウムがほぼ乾いていました。

 グロスポリマーメディウムは、乾燥するとかなり痩せるようで、表面は凹凸が多く、とても水面には見えません。

1回目のグロスポリマーメディウム乾燥

 

 そこで、凹部を埋めるようにジェルメディウムを塗りました。写真は、少し乾いた状態です。

1回目のジェルメディウム塗布

 

 ジェルメディウムが乾いたところです。ジェルメディムを塗ったことで水面に波が立ちました。

 この角度から見ると、良い感じに思えますが、別の角度から見ると、水の深さの表現が今一つです。

ジェルメデイウム乾燥

 

 水の深さは、アクリル絵具の層とグロスポリマーメディウムの層を重ねて表現します。

 上写真の状態から、塗装→メディウム→塗装→メディウム→塗装→メディウムと重ねていきます。

 作業に着手する前に、色の重なりのイメージを示してみます。

 まず、茶色と黄土色を混ぜて薄く塗ります。

塗り重ねイメージ1層目

 

 その上に、緑色と黄緑色を混ぜて重ねます。

塗り重ねイメージ2層目

 

 最後は、青色をごく薄く塗る予定です。

 私の拙い作例では伝わらないかもしれませんが、こうして色を重ねることで、”深さ”が表現できると思いませんか?

 今回の試みは、これを立体化させるものです。

塗り重ねイメージ3層目

 

 それでは、本番です。

 一層目の着色を行いました。

 私の低スペックのスマホでは、色を上手く拾えなかったので、下の写真は、一層目の着色が分かりやすいように色合いを加工しています。

1層目着色

 

 黄土色&茶色の乾燥を待って、グロスポリマーメディウムを塗り、その乾燥後に、緑色&黄緑色を塗りました。

3層目着色

 

 その上にグロスポリマーメディウムを塗りました。

 乾燥後の拡大写真です。いまのところは、前回記した「若干濁った水を通して、水路の底が薄っすらと見えるように作る」という目標に向かって進んでいるようです。

4層目のメデイウム乾燥後の拡大写真

 

 波の上にグロスポリマーメデイウムを塗り重ねたので、せっかくの波が目立たなくなってしまいました。ここで、もう一度ジェルメディウムで波を表現しておきます。 

5層目のジェルメディウム塗布

 

 ジェルメデイウムの乾燥後、青を薄く塗りました。

 青の絵具は、別名フェルメールブルーとも呼ばれるウルトラマリンブルーを使ってみました。これは私の大好きな色で、薄く塗ろうが厚く塗ろうが、いつも美しいです。それなのに、写真では青の美しさを感じられないですね(実物も青みが強いわけではありません)。

6層目の着色

 

  ウルトラマリンブルーが乾いたら、最後のグロスポリマーメディウムです。

 波を消さないように薄く塗りました。

 

 そして、いよいよ完成写真です。

完成状態

 

 おおお!素晴らしい写真写りです。

 私にとって初めての技法ではないので、ある程度の自信はありましたが、思ったより上手にできました。メデイウムの厚さ(1ミリくらいだと思います。)の割には、深さも表現できたように思います。

 本番もこうして作るつもりですが、拙レイアウトの水路って1メートルを超えるんですよね。石垣の延長も2メートルを超えます・・途中で挫折しないように頑張ろう!

 本日もご訪問ありがとうございました。