前回からの続きです。
朝起きると、グロスポリマーメディウムがほぼ乾いていました。
グロスポリマーメディウムは、乾燥するとかなり痩せるようで、表面は凹凸が多く、とても水面には見えません。
そこで、凹部を埋めるようにジェルメディウムを塗りました。写真は、少し乾いた状態です。
ジェルメディウムが乾いたところです。ジェルメディムを塗ったことで水面に波が立ちました。
この角度から見ると、良い感じに思えますが、別の角度から見ると、水の深さの表現が今一つです。
水の深さは、アクリル絵具の層とグロスポリマーメディウムの層を重ねて表現します。
上写真の状態から、塗装→メディウム→塗装→メディウム→塗装→メディウムと重ねていきます。
作業に着手する前に、色の重なりのイメージを示してみます。
まず、茶色と黄土色を混ぜて薄く塗ります。
その上に、緑色と黄緑色を混ぜて重ねます。
最後は、青色をごく薄く塗る予定です。
私の拙い作例では伝わらないかもしれませんが、こうして色を重ねることで、”深さ”が表現できると思いませんか?
今回の試みは、これを立体化させるものです。
それでは、本番です。
一層目の着色を行いました。
私の低スペックのスマホでは、色を上手く拾えなかったので、下の写真は、一層目の着色が分かりやすいように色合いを加工しています。
黄土色&茶色の乾燥を待って、グロスポリマーメディウムを塗り、その乾燥後に、緑色&黄緑色を塗りました。
その上にグロスポリマーメディウムを塗りました。
乾燥後の拡大写真です。いまのところは、前回記した「若干濁った水を通して、水路の底が薄っすらと見えるように作る」という目標に向かって進んでいるようです。
波の上にグロスポリマーメデイウムを塗り重ねたので、せっかくの波が目立たなくなってしまいました。ここで、もう一度ジェルメディウムで波を表現しておきます。
ジェルメデイウムの乾燥後、青を薄く塗りました。
青の絵具は、別名フェルメールブルーとも呼ばれるウルトラマリンブルーを使ってみました。これは私の大好きな色で、薄く塗ろうが厚く塗ろうが、いつも美しいです。それなのに、写真では青の美しさを感じられないですね(実物も青みが強いわけではありません)。
ウルトラマリンブルーが乾いたら、最後のグロスポリマーメディウムです。
波を消さないように薄く塗りました。
そして、いよいよ完成写真です。
おおお!素晴らしい写真写りです。
私にとって初めての技法ではないので、ある程度の自信はありましたが、思ったより上手にできました。メデイウムの厚さ(1ミリくらいだと思います。)の割には、深さも表現できたように思います。
本番もこうして作るつもりですが、拙レイアウトの水路って1メートルを超えるんですよね。石垣の延長も2メートルを超えます・・途中で挫折しないように頑張ろう!
本日もご訪問ありがとうございました。