新製された量産車が次々と門司機関区に送り込まれているJR貨物のEF510形300番台。2024年3月16日のダイヤ改正後、少しずつ運行を始めました。27日にレール輸送用の171レに充当された303号機を見てみました。

 

 

「日鉄チキ」をけん引して北九州・紫川を渡るEF510-303。同機は26日の4075レから運用入りしたようです

 

 

 

 

今回のダイヤ改正では門司機関区の電気機関車運用が大きく変化し、ED76形、EF81形の運用が縮小した一方、現在8両態勢のEF510形300番台は一気に8運用に拡大しました。

 

ただ、活発に動いている様子はありません。まだ全機が運用入りしているわけではなく、EF510形受け持ちの運用はこの10日間、もともと量産先行車301号機が担っていた日豊本線の4075、4074レ以外はEF81形が代走しているようです。

 

 

EF510-303号機をアップにしてみました。屋根上などの機器類はまだピカピカでした。この日は好天だったため、もう少し光線状態が良い場所で撮りたかったです…

 

 

 

 

そんな中、ダイヤ改正後にED76形の受け持ちとなった、日本製鉄で製造されたレール輸送に絡む171、170レは、最近EF510-307など量産車が代走で充当されています。北九州貨物ターミナルと黒崎を往復する北九州市内の短距離運用のため、慣らし運転といった感じかもしれません。

 

 

西小倉駅付近を通過するEF510-303。1月26日の甲種輸送で「製品状態」の同機を見ていただけに、実際運用入りした姿を見るとうれしくなります

 

 

 

 

EF510形300番台は24年度に入るとさらに増えるため、今後EF81形と入れ替わって本来の運用に入ると思います。

 

ED76形、EF81形がどの時点まで使われるかは分かりませんが、この1年間は走行距離や検査などのタイミングなどを踏まえ、各形式間で代走が多く見られるかもしれません。