諸々混沌としたまま、動き始めていた3月7日。
早くも、もう3週間も前のことである。
とはいえ、これまでの鶴見線や東武亀戸線に比べたら、相当に緩い動きであった。
続いては、京葉線でさらに下り蘇我へ。
ここまで来ることも、相当に久しぶりのことであった。
千葉県内だと頻度が高いのは京成線沿線、重なるのは千葉駅付近まで。
特に内房・外房といった房総半島方面は、13年以上もご無沙汰状態が続いている。
銚子へはこの翌々日に再訪を企てるが、内房・外房はまだ目処が立っていない。
さてこの蘇我では、葛西臨海公園で捉えた209系ケヨ34編成を再迎撃。
パッと見の外観上は、13年前と変わっていないように見える。
海岸エリアでの激走から草臥れ感は否めないが、201系も205系も通ってきた同じ道。
今度はここで、209系をメインに撮ることになろうとはね。
現在主力のE233系、そしてE257系との並びを。
とにかく、現状周りには誰もいない。
こんな機会は、今のうち。
先回りの“特権”である。
E257系は最初、東京行きなのかと思っていたら回送であった。
機器更新したとは言いつつも、209系500番台自体もいよいよ登場から四半世紀超。
すっかりベテランの風格すらも漂う、孤独なランナー。
そして、E257系も地味ながらコツコツと走り続けてきた。
これからもE259系と共に、房総半島の都市間輸送を担っていくわけだが…
この時は何の気なしに記録したE257系の10両編成、実は貴重なものになると後日知ることに。
そして、209系2000番台も0番台から数えて30年を超えるものも。
寿命半分なんて単語に踊らされた人も多く居ようが、まだまだ改造しつつ地域輸送に貢献。
ただ前面帯の劣化は、房総半島沿岸エリアの車両の宿命か?痛々しい姿が切ない。
そんな209系に乗って、千葉駅へ。
駅舎は改装が終わり面目を一新したが、曲がったホームと鳴らない発車ベルは相変わらず。
まずはちまちま、E217系を6番ホームで迎撃。
相変わらずじわじわ、置き換えが続く。
そして、先ほどのE257系の回送が4番線にやってきた。
少々停車後、幕張車両センターに回送されていったが…
実は今回のダイヤ改正で、E257系の10両編成運転も終了していたことが改正後に分かった。
そうと分かれば、早くから記録を積極化していたのに!
と嘆いていたが、この日に回送ながら蘇我と千葉で撮影できていた。
やはり、目の前にあるものは撮っておいてナンボだと、今更ながらに痛感している。