一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

飯田線80系普通電車5

1982/03/11 飯田線 下島/伊那市、235M 辰野行、80系

 1978年の半数置換から1983年の旧型国電引退まで、80系と戦前車が半々で運用。

実際には、戦前車撮影最優先で行程を組んでいたため、80系の走行撮影は多くない。

そのうちの1コマ。朝の人が移動する時間帯で区間運転もあり、撮影の効率は良い。

伊那谷の晴れた3月の朝、中央アルプスには残雪。陽はさしているが正面には影あり。

80系のクハ86の正面は、中央先端から左右の斜めの面があることがはっきりわかる。

微妙な光線状態では、それが顕著に出てしまった。

 末期の飯田線の80系は、クハ86、モハ80とも全金属車の300番台ばかりであった。

そのため編成になると、今あらためて見ても、とても美しいと感じてしまう。

この前後に来た戦前車とは、全く別の印象になってしまった。

 

  参考:飯田線の旧型国電(増補版)

     時刻表 1981/12