【Osaka Metro】中央線支線延伸特許申請！28年春開業へ

2024年3月27日地下鉄,大阪市交通局/Osaka Metro

Osaka Metroは27日、Osaka Metro中央線森ノ宮～(仮)森之宮新駅間の軌道事業特許を申請した。

Osaka Metro 中央線森ノ宮駅から（仮称）森之宮新駅間の軌道事業の特許を申請しました

注意) 中央線・長堀鶴見緑地線・大阪環状線の駅は「森ノ宮」
車両基地については「森之宮」の字が用いられる
これは住所表示の違いによる

1. 経緯
2. 万博後の街づくり
3. おまけ
4. 参考

経緯

2016年1月：森之宮車両工場閉鎖、全般検査部門は北加賀屋へ統合
2020年9月：大阪城東部地区のまちづくりの方向性について大阪府市から示される（検討会リンク）
2022年11月16日：読売テレビが、森之宮検車場敷地内・大阪公立大学新キャンパス前に新駅設置との報道
2022年12月21日：Osaka Metroが森之宮新駅構想について言及（リンク）
2024年3月27日：本件申請に至る←今ここ
2025年：大阪万博
2028年春：新駅開業（へ）

万博後の街づくり

結局は万博のために留置線を10列車分森之宮検車場内に増設する。増備した列車を万博後他線へ転用し営業化するというのが今回の森之宮新駅の構想である。特に御堂筋線に対置される大阪市内の東西軸としての中央線の位置づけが強まるものといえよう。既に線路がある状態でのため、信号設備・保安設備の増強が工事のメインとなるだろう。

今後の手続きとしては運輸審議会での審議・答申を経たのち（あるいは答申を省略したうえで）国土交通大臣からの特許を得て、大臣への工事施行認可→実際の工事→（加算運賃の申請）→知事からの運転開始認可という流れである。

運転本数がどうなるのかはわからないが、雰囲気としては千代田線の北綾瀬みたいな感じになるのだろうと見立てている次第である（専用編成まで用意するのかはイメージできない）。