201系を含め近代型国鉄形の通勤型電車の車内はとかくつかむところがたくさんありました。大量輸送時代には必要だったのでしょう。昨今、日本人の体格の変化など電車を取り巻く環境も変化して、天井が高く車幅も広い、関西では207系など平成の新生車両あたりから、乗車して座ってる分には広く快適な車内に感じられ、たまに103系や201系、205系などに通勤で当たるとはずれとおもう時もありました。

 

大阪環状線を通勤で使うようになり、混みあう車内に当たった時、103系の中にあって新製車両にはないつかむ場所に気が付いた。天井低めなのはともかく103系にはつかむところがたくさんありました。網棚の下にある棒、間にあるつり革、高い場所にはつかみ棒が一本通っている。さらに扉端の井形に組まれた棒など。普段ちょっと狭く感じる空間ではあったけれど、混雑の移動中つかめるものがあるのは非常に心強く、低めの設定なのもうなずける気がしました。一見必要以上と思えるものが、通勤型電車という使命をもっている電車には必須だったと俺は思いました。

 

2018年7月7日 夢咲線(桜島線)・桜島駅 スマホカメラXperiaSO02-J

 

ついでに車間の窓画像

2018年11月 夢咲線(桜島線)・桜島駅 Canon EOS1000QP Fuji PREMIUM400