米原駅【滋賀県】(近江鉄道本線。2009年、2021年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
滋賀県東部、米原市の中心市街地に位置する近江鉄道本線の起点駅で、JR東海道新幹線、東海道本線、北陸本線との乗換駅である、
米原駅 (まいばらえき。MAIBARA Station) です。
 
尚、当記事では改札内の写真が2009年、改札外の写真が2021年主体(2009年以前のものも掲載)なので、ギャップが生じてしまいますが、本文は現在の状況を踏まえて執筆しています。
ご了承下さい。
  
  
駅名  
米原駅 (OR 01)    
 
所在地  
滋賀県米原市 (旧・坂田郡米原町)     
 
乗車可能路線  
近江鉄道:本線 【愛称:彦根・多賀大社線】  
 
隣の駅  
貴生川方……フジテック前駅  
 
乗換可能駅  
JR東海:東海道新幹線……米原駅まで徒歩6分  
JR東海:東海道本線(名古屋方面)……米原駅 まで徒歩5分  
JR西日本:東海道本線(京都方面【琵琶湖線】)北陸本線【琵琶湖線】  

               ……米原駅まで徒歩5分  

(※)在来線の米原駅の記事は2024年11月UP予定です。   
  
訪問・撮影時  
2002年3月、2009年7月、2021年4月     
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1931年開業、2007年現在地に移転)。
駅舎………………ホーム終端方にあります(駅出入口はJR米原駅東口出入口と共用)。
出入口……………東側のみ。西側やJR駅へは東西自由通路で連絡。
バリアフリー……○(駅出入口~改札は段差なし。改札~ホームはスロープ設置)。
点字ブロック……駅出入口~改札~ホームに設置。
駅前広場…………○(東西ともロータリー有。バス停留所・タクシー乗り場併設)。
 
 

近江鉄道の米原駅はJR線・米原駅の東口(在来線側)出入口と駅出入口を共用しています(中央の三角屋根の建屋)。
右側の2階建てはおそらくJR西日本の事務所です。
左側の平屋は観光案内所で、奥側に近江鉄道の駅舎がありますが、駅舎へは三角屋根の建物からアクセスする形になります。
東口・西口ともロータリーを有する駅前広場が整備されており、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
 
 

三角屋根の建屋が近江鉄道線の出入口ならびにJR線の東口になっています。西を望む。
出入口には滋賀県生まれの「飛び出し坊や」が置かれています。
中に入って左手に近江鉄道線の改札口があり、右手にはJRの橋上駅舎へ登る階段やエレベーターがあります。
 
 

東口駅前です。東を望む。左手に米原市役所があります。
駅前は住宅や商店が少なく閑散としていますが、写真奥の山麓には古くからの米原の中心市街地があります。
在来線駅や近江鉄道駅しかなかった時代は東口側の方が栄えていましたが、駅裏の西側に新幹線駅ができ、西口が開設されてからは駅西側が発展し、今では西口の方が栄えている印象です。
市役所が東口駅前に移転しても東口側が再逆転するのは難しいかもしれません…。
 
 

東口出入口を入って左へ曲がると、正面に改札口があります。
南を望む。左が東口出入口、後方がJR駅・西口方面です。
三角屋根の建屋を出て、観光案内所の建物に入った所に改札口が設置されています。
 
駅員配置………あり(有人駅)。
自動改札機……なし(全て有人改札でラッチ有。通常は1通路)。
ICカード………エリア外。
幅広通路………あり(点字ブロック設置)。
有人通路………あり(通常は右側の改札窓口にいる係員にきっぷを提示します)。
窓口……………あり(改札窓口、右手前の出札窓口)。
自動券売機……あり(おそらく出札窓口の右隣)。
自動精算機……なし(精算窓口【改札窓口】で精算して下さい)。
トイレ…………あり(但し改札内なのか改札外なのか不明。
          多機能トイレの有無も不明)。 
売店……………なし(JR在来線駅に「セブン-イレブン キヨスク」あり)。  
コンビニ………なし(JR駅構内にもありません)。
 
改札口を通り、スロープまたは階段を登るとホームに到達します。
近江鉄道の米原駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

写真は2002年時点の近江鉄道・米原駅です。東を望む。
当時の駅は東側(現在の東口駅前広場出入口付近)にありました。手前は国鉄駅構内でしたが線路を西側へ集約して、捻出した用地に駅前広場が設けられていました。
当時も地平駅でしたが、駅舎は2階建てで、改札は2階でした。もしかしたら国鉄との乗換の便を図るため、駅舎と国鉄跨線橋と繋ぐために改札を2階に上げたかもしれません(推測)。
2007年に現在地へと移転しています。
 
 

 

 

こちらは2009年当時の近江鉄道・米原駅です。西寄りを望む。
駅の位置は移転し、ホームも新しくなりましたが、駅舎兼観光案内所の建屋はまだ存在せず、当時はさらに左側にあった仮設駅舎を使用していました。
 
 

2009年当時の改札口です。西を望む。
仮設でしたが、設備自体は現在とほぼ変わりありません。
改札を通って右へ左へ曲がると現在も使用されているスロープに繋がっていました。そのスロープを登るとホームでした。
 
 

建植式駅名標です。非電照式です。2009年撮影。
非常にシンプルなデザインです。
現在は駅ナンバリング「OR 01」が追加されていると思われます。
 
 

 

駅構造……地平駅。ホームは北北東~南南西方向。
配線………頭端式ホーム1面2線。
 
右(西)が1番線、左(東)が2番線で、いずれも下り貴生川・多賀大社前方面です。
1番線の右側にはJR在来線のホームが見えます。
 
ホーム有効長……3両分。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………全体的に標準レベル。
上屋(屋根)………終端方(手前側)の約2両分。  
ホーム上設備……ベンチ・飲料自動販売機
 
後方のホーム端に階段とスロープがあり、その先に改札口があります。
 
上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも貴生川方を望む。2009年撮影。
 
 

2番線より終端方を望む。2009年撮影。
左が1番線、右が2番線で、1番線の左側にはJR在来線のホームが見えます。
 
 

2番線側より貴生川方を望む。2009年撮影。
近江鉄道本線は全線単線です。すぐ前方で2番線が1番線に合流します。2番線の延長上は行き止まりになっています。
この先、右を走るJR東海道本線に寄り添って、並走する形で郊外を南南西へ走ります。左手には鉄道総研風洞技術センターがあり、その敷地内にJR東日本・JR東海・JR西日本の新幹線高速化試験車両が各社1両ずつ静態保存されていて、近江鉄道の電車からも眺められます。その後は左へカーブして右カーブのJR在来線と分かれ、左には山麓のに形成された集落を、右には東海道新幹線と田園風景を見ながら南下を続けると、フジテック前駅へと至ります。駅の西、新幹線のさらに西側にエレベーター製造会社であるフジテックの本社工場があります。
尚、米原~彦根間はJR琵琶湖線も並走しており、スピードや運賃はJRに軍配が上がるため、近江鉄道本線の起点を米原ではなく彦根に……と思ってしまいそうですが、やはり近江鉄道側にとっては新幹線駅に乗り入れる事に意義があって存続させているかと思われます。沿線に新幹線駅があるとないとでは大きな違いです。
 
 

 

上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも終端方を望む。2009年撮影。
島式のホーム端には階段とスロープがあり、2009年当時は右側の仮設駅舎にあった改札口へと通路が延びていましたが、現在は正面に建設された駅舎にある改札口へと通路が付け替えられています。2009年当時、写真奥には三角屋根の東口出入口が見えていました。
また、2本の線路はいずれもスロープ部分に車止めがあります。
1番線の終端部には0キロポストがあります。
  
  
あとがき  
下車(乗車)時・・・2002年、2009年          
 
2002年は本線の乗りつぶしのため、2009年は本線の車窓風景撮影のため、終着駅ゆえ必然的に駅訪問しています。
以前はJRの駅構内が広がったため東側に近江鉄道の駅がありましたが、JR駅構内が西側の新幹線寄りへ集約されたため、捻出されたスペースへと駅が移転し、遅れて駅舎が建設されました。頭端式ホーム1面2線で、駅出入口はJR線の東口と共用です。駅前は再開発されていますが、商店が少なく閑散とした印象でした。すぐ北側には米原市役所があります。
  
鉄路のみで(ルートは一例です)  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。東海道新幹線に乗り米原駅下車。東口へ。 
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。米原行きor長浜方面の新快速に乗り、米原駅下車。東口へ。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・なし(JR駅構内にキヨスクはあります)  
飲食チェーン店・・・なし   
  
東京からの到達難易度もさほど高くありません。近江鉄道本線を乗り鉄の際は、すぐに電車に乗ったり駅を出たりせず、ぜひ一度は米原駅も観察してみて下さい!
 
(参考:近江鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)