みなさんこんにちは。前回からの続きです。

「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消した、敦賀から先の「北陸本線」。


全国的にも稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。



ただいま「JR金沢駅」。正午を回ったところです。



駅前ロータリーから発着している「北鉄バス」で、乗り鉄する「北陸鉄道石川線」の始発「野町駅(のまちえき)」に向かおうというところ。

バスは、定刻の12時25分に発車しました。


いつもお世話になっている「ヤフー乗り換え案内アプリ」からですが、15分ほど要すよう。

行き先はさっぱり地理不案内なのですが、金沢の西に接する「野々市市(ののいちし)」にある基幹病院まで行くものでした。


「野町駅」までの経路はこのような感じ。

近江町市場や兼六園、香林坊や21世紀博物館は何度も訪れたことのある観光地ですが、さらにそれらからは川向うのところ。金沢市内は金沢市内ですが、どのような場所なのでしょうか。グーグル地図より。



しばらくしますと、バスやクルマが溢れ、両側には商業施設が立ち並ぶ、目抜き通りに差し掛かりました。このあたりが香林坊です。さすがににぎやかなところ。


いま走っているのは「国道157号線」。
金沢から越前大野(福井県大野市)を経て岐阜市までを結ぶ、中部地方の中でも特に重要な国道だというのですが、このあたりは「百万石通り」という愛称がつけられています。

金沢観光ではおなじみの、行きたい観光地ばかりが並びます。わたしは素通りです(苦笑)



香林坊や片町のバス停からもたくさんの乗車がありました。その直後に渡るのが、この無骨ながらレトロな佇まいの「犀川大橋」。

いまから100年前の1924(大正13)年、当時の技術の粋を集めて架橋されたという、国の登録有形文化財にもなっている歴史的な橋です。
こちらは、帰路に立ち寄ってみることにしていました。楽しみが増えます。


この橋を渡ると、主な観光地からは離れて行く系統のバスです。



さて、古い街並みを走ること15分。到着したのが「野町」バス停でした。


ここで、次に乗り鉄しようという「石川線 野町駅」があるはずなのですが。

あれ?それらしきものが見当たりません。


ここでも同じく、ヤフーの地図アプリを開きながら移動をするのですが…確かに駅はありますし、さらに歩いてすぐのよう。



指示された道はこうです。「野町」バス停からバックして「野町三丁目」交差点に戻る。


交差点をわたる。まったくの市街地です。


指示通りに、ゆるい坂道を下って行きます。
本当にこれで合っているのかと、少し不安になるのですが。


バス停を出発して5分ほど。交差点からの坂道を降り切ったところ、信号もなにもないのですが奥まったところに、なにやら開けた場所が。



そこにあったのが、目指す「野町駅」でした。

次回に続きます。
今日はこんなところです。