24/3/16 第3章その3 巨大な乗り換え駅 敦賀駅 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

交通の要衝に新たな機能が

 

これまでの旅路

 

 

 

 

  新たな道へつなぐ新幹線ホーム

敦賀駅に到着しました.筆者が乗車したのは17:17に到着した「はくたか565号」ですので,次の「サンダーバード」まで時間があります.この駅をじっくり見ていくことにします.

敦賀駅のホームは木目調の床下が使われていることが特徴です.

エスカレーターで降りると,そこにはアーチ状の屋根,そして多数の自動改札機が並ぶただ広い空間がそこにありました.

 

  乗り換え改札階

8分で「サンダーバード・しらさぎ」〜「つるぎ」の乗り換えを,最繁忙期でも可能にするために,ここまでもかというほど自動改札機が並ぶ場所は日本でもここだけかもしれません.

この日は開業日ですので,入場券を使用する方は専用の有人ゲートが用意されていました.

在来線側にはご丁寧に33・34番のりばへの導線が表示されています.これは,開業直前にJR西日本社員による乗り換え実験の結果を踏まえたものです.よく「サンダーバードとしらさぎではなく,大阪方面と米原・名古屋方面」と表示されるべきであるという議論がなされますが,よくよく考えればこのダイヤ改正で,サンダーバードとしらさぎは全車指定席になっています.ということは乗客はチケット(またはチケットレス特急券システムの座席表示)を必ず見るわけで,そこには列車名も書かれているのです.

かなり広い駅ですが単純に乗り換えることが容易になっているように設計されており,これはこれで良いのですが迷子になりそうです.敦賀駅には大きめのお土産売り場を備えたコンビニや,

比較的大きいトイレ,

そして新幹線・在来線の双方に広い待合室があります.何も最速で乗り換える必要はないのではと思ってしまいます.

なお,敦賀駅の東口と,乗り換え列車を変更するための有人窓口もこのフロアにあります.

北陸本線(新快速など)・小浜線・ハピ線ののりばはこれまで通りの駅を利用します.少し距離があるので動く歩道もあります.

 

  在来線特急ホーム

在来線特急ホームには,これまで越路を駆け抜けてきた68系(681系・683系の総称)が装いもそのままに待っています.681系も現役です.

サンダーバードは33番のりばに,しらさぎは34番のりばに停車するほか,

サンダーバードとしらさぎは停車位置がずれています.これも誤乗防止の一環です.具体的には,しらさぎの6・9号車がサンダーバードの12号車周辺に停車し,しらさぎの1号車はサンダーバードの7または4号車周辺になります.一方,サンダーバードの1号車は最もハピ線寄りになります.グリーン車同士で乗り換える場合は大変かもしれません.

一応,在来線ホームにも駅弁などの自販機があります.8分で乗り換える必要がある場合は選択肢に入りそうです.

なお,この「しらさぎ色」の車両は「サンダーバード」号に使用される可能性もありますのでご注意ください.金沢駅での乗り換えよりも時間に余裕がありませんので特に注意が必要です.大抵の場合は6〜9両が「サンダーバード」色の車両ですが,たまに全部の車両が「しらさぎ色」の「サンダーバード」が存在します.

 

 

 

  帰路へ

結局,筆者はこの後の「サンダーバード38号」で帰路へつきました.

敦賀駅は複雑そうに見えてよく考えられた駅でした.じっくり乗り換えるか,急いで乗り換えるかはよく考えると良いと思います.

 

その後,新大阪で「のぞみ53号」にこれまた8分で接続することによって,「こだま865号」で,予定より1時間早く新岩国に戻ることができました.「のぞみ53号」は自由席も満席でした.新大阪でこの接続ができたのであれば,敦賀駅で急ぐことはできそうです.

 

しかし,乗り換えが面倒であることは変わらず,「サンダーバード」「しらさぎ」が遅れた場合は「つるぎ」は待ってくれるため,ダイヤの乱れの影響を受けやすくなりました.実際,この後の「サンダーバード40号」はこの日人身事故に遭い,ダイヤが乱れる結果となりました.亡くなられた方にご冥福をお祈りします.このようなことがあること,そして,観光面を中心に関西地区と北陸地区を分断する格好になってしまったため,北陸新幹線の早期全線開業が待たれますが,いつ着工できるのか,という課題が山積みです.

 

「【旅行記】24/3北陸新幹線」は,ここで内容が終了します.

 

  今後の記事について

今回の「【旅行記】24/3北陸新幹線」は,先に3/16の内容を書いたああと,筆者が北陸へ向かう3/15の内容を書くようにしています.次の記事は,その3/15の最初の内容,筆者が北陸へ向かう内容です.今回の2024/3/16ダイヤ改正では,多くの要素が見直しになっているため,それを回収する内容になっています.

 

また,中断中の「【旅行記】24/3四国観光列車」について,「3/1 その0」に相当する内容が,次の旅行記更新内容となる予定です.これも早めに紹介しておきたかった内容で,「その4」を予告していましたが,変更して紹介します.

 

 

「【旅行記】24/3四国観光列車」は3/1と3/2の記事を交互に掲載しますので,掲載順は以下を予定しています.

  • 3/1 その0
  • 3/2 内容未定
  • 3/15 その1

現在当ブログでは「3/1」「3/2」,そして「3/15」の3つの旅行記が同時並行で掲載される格好になっています.前後の記事・目次記事は全ての記事にリンクしていますので,まだご覧いただいていない記事がある方はこの機会にお読みいただけますと幸いです.また,並行して鉄道模型などの記事も書く予定です.