一昨日田端に長らく留置されていたハチイチの98号機がついに秋田に送られてしまいました。同機は昨年1月にカシオペアを牽引中に故障を起こして同僚の手を借りて辛くも田端に戻りましたが、結局復活することなく消え去る運命に・・・・・

 

1988年3月にブルトレ「北斗星」が誕生すると田端のハチイチの半数がそれまで伝統のローズピンク色から赤色で側面に流れ星が描かれた塗装に塗り替えられました。残り半数は当時受託していた貨物輸送に当てられ、星なしのただの赤塗装でしたが、運用の偏りを防ぐためか時々星ガマも貨物を牽引することがありました。

 

昼近くに新小岩から蘇我に向かう貨レにはいつも千葉機関区に回送されるデーデーが次位に着けられていて大好きな被写体でした。

 

そして北斗星亡き後も同機はカシオペアの牽引を担い続けましたが、これは東北線で何かの障害が発生したため高崎~上越線を迂回した時のレアなシーンです。

 

直前になって知ったためオカポンのようなスッキリしたポイントに行く余裕がなく、こんな雑然とした所で構えるのが精一杯でした。

 

寝台列車以外にも配給に工臨にと大活躍してきたクッパですが、人間同様最後は真にあっけないものです。

 

これで残る星ガマは80号機のみになりましたが、今となっては勲章みたいな星マークが何か寂しげに感じられます。