「こてはし鉄道運転会」2024早春 その2 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 こてはし鉄道様を訪問しての運転会。昨日、夢空間とのすれ違いが写っていた、小田急ロマンスカー3000形SSE車を。
 こちらは同行者Oさんの乗り入れ車両。タイミング的に最近発売になったプラ製完成品かと思われそうだが、何と!ペーパー車体で自作したもの。しかも重連運転を楽しむために2編成を一気に作り上げたという大変な労作だ。


 OさんはかつてNゲージでもSSE車を製作しており、TMS誌に発表したことがある。いつか16番スケールでも・・と言っていたが、遂に実現させたのだ。有言実行に感服!
 SSE車は、あの前頭部をはじめ、側面のリブ、サッシ付の窓、屋根上のクーラーなど手間がかかる要素が満載。そして最後にして最大の難関が複雑な塗分けの塗装だ。それを10両もまとめて作り、見事な出来の作品に仕上げている。


 先頭部の連結器カバーは取り外し式で重連運転に対応。灯具類もフル装備で、ヘッドライトとテールライトはもちろん、通過表示灯も点灯。走り出すと室内灯が丹念に塗装された赤いシートを明るく照らして効果的だ。
 小田急ロマンスカーの色はその色調が大変難しく、メーカー各社の完成品を見てう~んということが多いが、この作品は実にいい色調に仕上がっている。

 この二枚は作者自身による撮影。連接車特有のジョイント音を軽快に刻みながら、美しい風景のなかを疾走するSSE車の姿に、ようやく完成した喜びを味わっていたようだ。
 Oさんは休む間もなく次作にとりかかっている。完成したらまた披露していただこう。(続く)