水路の水の表現を試すのに、こんなテストピースを作ってみました。
水路の幅は15mmくらい、石垣の高さは18mmくらいです。
試作第2弾の石垣が見えています。
こっちは、試作第1弾の石垣です。思ったほど悪くはないですが、やっぱり目地が黒すぎるし、石の表目ものっぺりしていますね。
目指す水の表現はこんな感じです。
画像の下の方を見ていただくと分かりやすいと思いますが、若干濁った水を通して、水路の底が薄っすらと見えるように作りたいと思っています。
photo by photolibrary
目指す水の表現を実現するには、デブコン等を流すのが最適ですが、水路に傾斜があることなどの理由(※)で、デブコン等を使わずに、水の深みを表現したいと思っています。
その手法は、グロスポリマーメディウムの塗り重ねです。薄く塗布したグロスポリマーメディウムに着色を施し、それを重ねることで深みが出せないものかと考えました。
このため、水路の底面はできるだけ明るい色にする必要があり、苦土石灰(くどせっかい)を敷き詰めます。
私も詳しくはないのですが、苦土石灰は土壌のPH調整などに用いる園芸資材のようです。私はダイソー(セリアだったかも?)で手に入れました。
苦土石灰をジオラマに使用することについて、ネット上では、水を混ぜると発熱するという書き込みも目にしますが、発熱するのは生石灰であり、苦土石灰は発熱しません。
苦土石灰を水路の底に撒いたところです。
なかなか良い感じですね。中性洗剤を添加したマットメディウム水溶液で固着します。
苦土石灰が固着したので、1回目の流し込みを行いました。
「薄く塗布する」と言った舌の根も乾かぬうちに、かなり大量の流し込みを敢行してしまいました。これは、苦土石灰の”ならし作業”を怠り、水底に凸凹が生じたためです。早くも本番に向けての課題が見つかりましたね。これは非常に良いことです。
ここで、早くも見つかった課題の解決方法を考えてみました。
苦土石灰の”ならし”は、簡単な作業ではなさそうです。
となると・・、ある程度の凸凹は仕方ないと諦めて、グロスポリマーメディウムを塗布する前に、凹部をジェルメデイウムで盛り上げておくと良いかもしれませんね。
さて、とても中途半端で申し訳ありませんが、メデイムの乾燥を待つ間に眠くなってきました。
本日はこれにて終了いたします。近日中に続報をアップしたいと思います。
ご訪問ありがとうございました。
※ 水の表現にデブコンを使わない理由
1.水路の傾斜
デブコンを流しても傾斜に沿って流れてしまうため、均等の厚みで固着させることが不可能。
傾斜部分に堰を設ければリアルに仕上がると思いますが、私の水路は堰を設けるほど急ではありません。
2.水路の深さが確保できない。
線路の配置は熟慮したつもりですが、シーナリィについてはテキトーな想定で着工したため、思い描くシーナリィに対して、ベースボードから線路面までの高低差が確保できておらず、水路の深さが確保できません。今さらベースボードに切込みを入れるのも、非常に困難です。