奥羽本線全駅間歩き2(米沢-山形) その5・線路跡を歩いて、もうひとつの高畠駅へ | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その4からの続き

 

-高畠(13:05発)-高畠駅跡(14:00着)

 

 

高畠駅で昼食を食べ、山形交通高畠線の線路跡を歩き始めました。

 

緑道は緩やかな右カーブを切って、奥羽本線から離れました。

このカーブの感じが線路跡らしい。

 

 

これからこの緑道を経由して、

高畠駅の跡地まで歩いてみたいと思います。

 

高畠駅ってさっき訪れた駅じゃないかって?

実は、かつて高畠駅は別の場所にあった別路線の駅でした。

これから向かう高畠駅は今の高畠駅が「糠ノ目駅」だった頃の高畠駅です。

 

 

 

東北中央道をくぐると周囲は一面の水田地帯。

青空が本当に気持ちいい。

 

 

 

緑道をさらに進むと、駐車場が見えてきました。

 

 

 

何かと思ったら、左手に美術館のような建物が。

ここは浜田広介記念館。

 

ちょっとだけ中を覗いてみましょうか。

 

 

 

もっと時間があれば見学したいところですが、今日は入口だけ。

館内には氏にちなんだ庭園や移築された生家もあるんだとか。

 

 

 

そのまま緑道を進んで小さな川を渡りました。

 

 

 

このすぐ先に高畠線最初の駅・一本柳駅があった模様。

空中写真を見る限り、写真奥の歩行者専用道標識の先かな。

 

 

 

緑道をそのまま進んでも高畠駅跡まで行けますが、

線路跡の緑道は大回りするので、中心市街地までショートカット。

 

この道は昔から存在する道のようですが、

それゆえ歩道が側溝も兼ねているので結構歩きにくい。

 

 

 

民家をよく見ると、

車庫に覆いがある家が目立ちました。

 

東京近辺でも駐車スペースに覆いがついている家がありますが、

こちらの方がなんだか頑丈な感じ。

やっぱり豪雪地帯なんだな。

 

 

 

民家が途切れたと思ったら果樹園が。

ブドウかなと思ったら、ラ・フランスみたい。

デラウェア収穫トップの高畠町ですが、ラ・フランス農家も多いみたい。

 

 

 

アパートをちらほら見かけるようになったということは、

高畠市街地に入ったということかな。

 

 

 

そのまま高畠町役場の前を通過。

 

 

 

再び線路跡のまぼろば緑道に合流。

 

 

 

そして、高畠駅跡に到着。

 

高畠駅は山形交通高畠線の拠点駅でした。

高畠線は1922年に「高畠鉄道」として糠ノ目-高畠間で開業しました。

その後東部の二井宿まで延伸しますが、車社会化の進行もあり、

1974年に全線廃止となりました。


当地の石を使って組み上げられた駅舎は

現在もそのままの形で保存されています。

 

 

 

駅舎の中をちらっと。

 

現在は現・高畠駅と旧・高畠駅のある高畠市街地を結ぶ路線バスすら廃止されたため

駅舎に立ち入ることはできませんが、内部も往時の姿のまま保存されています。

 

 

その6へ続く

 

 

高畠駅北側周辺のGPSログ(1/26,000)です。