10年前の今頃•••平成26年(2014年)2月から4月にかけての写真です。
この年の2月は関東地方は大雪に見舞われた年でした。
春が近づいて寒気の吹き出しが弱くなると真冬には八丈島の南側を通過していた低気圧が本州の南岸沿いに通る「南岸低気圧」となって冬晴れが続いていた太平洋側に雨や雪を降らせます。
寒気の吹き出しが弱くなったとはいえ上空の気温次第では雨ではなく雪になりますから低気圧の規模によっては大雪となることもあるのです。
低気圧が通り過ぎて晴天となったある日、たまたま休日だった私はわたらせ渓谷鐵道(わ鐵)を訪れました。
あの時の大雪で雪に弱い関東地方平野部の交通を大混乱に陥り、わ鐵もこの日に運転を再開したという日でした。
群馬県や栃木県は北部の山間部は山の向こうの新潟県や長野県北部、福島県会津地方のような豪雪地帯とまではいかなくてもかなりの積雪となります。しかし、関東平野に近いわ鐵沿線ではこれほどの大雪となることは滅多になくて、上神梅(かみかんばい)駅の駅前で雪かきをしていた年配の女性も
「こんな大雪は嫁入りしてきて初めてです」
と言っていました。
終点の間藤駅に到着する時の前面風景。
あの頃持っていたスマホのカメラ性能があまり良くなくて画像がぼやけ気味ですが、雰囲気は伝わるかと思います。
JR東日本上越線土樽駅
あの頃の私は元気だったのかな?
1日わずか5往復の列車しか来ないこの駅で途中下車して隣の越後中里駅まで歩いたりするのが苦にもなりませんでした。まあ、今でもこれくらいは大丈夫かと思いますが、腰が重くて•••。
最近は温暖化にいっそう拍車がかかったのか4月でももっと残雪が少なくなってしまいましたね。
十年一昔と言いますが、地球環境の変化はそんなのんびりしたものではないと感じさせられます。