これまでの旅路
それでは帰路につくことにしましょう.
今回はグリーン車を利用しました.
席は西側車窓が望める箇所にしました.この金沢からが,新規開業区間です.
トレインパーク白山の展望テラスがよく見えます.
「はくたか565号」は長野→敦賀で各駅に停車し,東京から沿線各地への直通輸送を提供します.小松駅に停車します.反対側のホームは「つるぎ28号」が遅れて到着することもあり,多くの利用者が待っていました.
この辺りは平地であり,沿線風景にも地平線まで見渡せそうです.
加賀温泉駅は2面4線です.
この頃,車内販売がやってきましたのでアイスクリームを買いました.抹茶のアイスが発売されています.さらに,北陸新幹線と同日にデビューしたE8系のアイススプーンを買いました.北陸新幹線の車内販売は「かがやき」「はくたか」の全線(一部は金沢まで・から)で,JR東日本サービスクリエーションが行っています.
地滑り対策も各地で行われています.
芦原温泉に到着します.
九頭竜川を渡る鉄橋は一般道路との併用になっており一つの見どころになるのですが,この場所からではわかりにくかったです.
福井駅に到着します.福井駅の近辺ではカーブがきつい箇所があるなど全列車停車が前提となる構造となっていますが,全列車が停車する駅としては全国で最も小さい1面2線の構造です.両側にはハピ線・えちぜん鉄道線がありこのようにせざるを得ませんでした.
そのハピ線は積み残しが出るほどの,新幹線にも負けない大盛況であったようです.いずれ訪問する機会はあるでしょうか.
福井県内も単調な光景が広がります.
越前たけふ駅も2面4線で通過線があります.加賀温泉駅もそうですが,「サンダーバード」「しらさぎ」を受ける関係で遅れがちな「つるぎ」や,福井駅での混雑による遅れを首都圏に,あるいは,北海道・秋田・山形から波及した遅れを関西圏に持ち込まないために一役買っています.
越前たけふ〜敦賀の大半は「新北陸トンネル」です.トンネル区間では肉声の放送が聞こえづらいためか,乗り換えの案内がなされてからトンネルに入りました.新北陸トンネルもかなりの長さですが,ハピ線の北陸トンネルと異なり携帯電話の電波も通じます.かなり楽になったものです.
トンネルを抜けると程なく敦賀に到着します.糸魚川から乗車していると劇的に速くなったはずなのですが,時間感覚としては金沢で乗り換えた場合と大差ない印象がありました.いかに「サンダーバード」が高速・快適であったかがよくわかりました.「大阪から福井・和倉温泉への直通列車を残せ」という意見が出てくるのも宜なるかなと思いました.
次の敦賀駅は1記事を使ってじっくり紹介します.正直,最速で乗り換えるのが勿体無い巨大な駅です.
続く
参考:長崎では
ちょっと異なりますが,新幹線を移動手段として利用したということで,長崎ではこの行動が今回の内容にあたります.