今庄駅訪問(北陸本線) | 乗りつぶしに行ってきた!

乗りつぶしに行ってきた!

乗り鉄好きが書く乗車記が"一応"メインです。
JR全線完乗が目標!(現在は99%乗車済)

北陸本線今庄に到着しました。(2023年11月に訪問)

 

 
1896年に開業し、北陸トンネルが開通する前までは山を避けて海沿い(といっても急勾配が続く)を走るルートだったために今庄からの上りはプッシュする補助機関車を連結する必要があり、下りはその逆をしなければならないので、どの種別の列車も5分程度は停車していて、旅客用のホームの隣には補機の保管場所や給水塔や給炭台が備わっていて、現在はそのほとんどが撤去されていますが、給水塔と給炭台の一部は残されていて、
 
 
跡地は保守用車両の側線になっていてガランとしていますが非常に賑わっていた頃の面影を感じさせる構造物でした。
 
 
ホーム構造はかつては島式2面4線ながら現在は2面3線ということで、1番のりば(武生福井)がある島式ホームの片側の線路はなくなっています。
 
 
蒸気機関車が当たり前のように通されていた時代は長大編成の列車も数多くと停車していた影響でホーム有効長は非常に長く、
 
 
ホームの傍らには”9”という数字が示されていて、9両編成の列車はもちろんこの時代だと12両編成の特急サンダーバードは全列車通過ですが、緊急停車しても問題ない長さでした。
 
 
ホームと駅舎は跨線橋で結ばれていて、
 
 

出口でないところに扉が設置されていて驚きましたが、

2017年に駅舎をリニューアルしたそうで、ひょっとしたら旧駅舎時代に使用されていた扉なのかもしれません。

 
 
駅舎は現代風にそれでも鉄道が通される前、宿場町(今宿宿)として栄えていた頃の構えとなっています。
駅員は配置されていない無人駅ですが、観光案内所や土産物屋が入っているので、日中はスタッフが常駐しています。
 
 
さらに今宿まちなみ情報館という資料館が併設されていて、中に入ると鉄道が敷設される前から北陸トンネルが開通される前と後のルートやトンネルの紹介が思っていた以上に細かく記されていて、とても勉強になる駅でした。