今回は2024年4月6日デビュー予定の新型やくも273系試乗会に参加して来ましたのでそちらのレポとなります
因みにこの試乗会の倍率は56倍だったそうです
倍率高すぎて個人的には結構驚きました
特急やくもとは岡山駅から出雲市駅までを結ぶ特急列車となっています
岡山→生山駅は国鉄色やくもで移動
こちらもあと何度乗れるのやら
こちらが今回の目玉273系です
273系自体は近畿車両からの出場時に一度だけ見た事があります
273系のコンセプトは沿線の風景に響き自然に映え山陰の我が家のようにくつろげるをコンセプトにして制作された車両となっています
この車両の注目ポイントはセミコンパーメン席となっています
では受付を済まし乗車したいと思います
乗車するのまず目に付きましたのは多目的トイレとなります
旧型車(381系)では多目的トイレはありませんので伯備線特急にこのトイレが設置されるのは初となります
トイレの中はこんな感じ
とても明るく清潔な印象です
洗面台はこんな感じ
鏡から出ているライトが明るくとても見やすかったです
今回は多目的室も公開されていました
こちらは授乳、おむつ交換、体調不良時に利用できる部屋となっています
車内はこんな感じ
この273系やくも号の壁は黄色が多めですね
基本は1人で使うのが想定されています
では乗車する車両へ
今回の試乗会では参加者は基本普通席利用となっています
また報道陣なども乗車しており俳優の西村さんも乗車されていました
普通席の座席はこんな感じ
どことなくHC85(特急ひだ、南紀)で使用されているシートに似ている様な気がします
この列車のデザイナーはウエストエキスプレス銀河などを設計した川西康之さんとなっています
枕は稼働式となっており結構動くのが印象的です
また枕はモチモチ系の物でした
シートを倒すとこんな感じ
このやくもの指定席は座席間隔が新幹線と同じだそうです
また今回の273系新型やくもからコンセントが全席に設置される様になりました
以前の旧型(381系)はグリーン車でもコンセントが無く今の時代では少なくなってきた全車コンセント無しの車両でした
比較様に381系普通席を
コンセントが設置された事で岡山⇔山陰の行き来がより快適になりました
座席テーブルの紹介
テーブルはこんな感じ
わかる方はわかると思いますがくろしおやサンダーバードなどで使用されている車両のテーブルと同じサイズとなっています
まだ少し時間があるので車外散策
生山駅のこのホームにやくもが止まっているのは結構珍しい光景と思われます
方向幕はやくも出雲市行きを表示
今回の試乗会は4+4合計8両での運転です
定期運行でも混雑期間は8両で運行するそうです
定期運行で8両で走らせると273系足りない気がするんですけどね
また連結部分も見る事ができました
こんな感じです
連結されていても移動できるのが良いポイントだと思います
また受付時に記念品を頂きました
少し紹介
中はこんな感じボールペンやメモ帳やマスキングテープなどなど色々入っていました
可愛い絵柄のシールも入っていました
大切に保管したいと思います
では対抗列車が来ましたので生山駅を出発です
273系デビュー前日に引退予定381系パノラマ編成でした
列車が出発すると実際の運行で使用される車両放送が流れました
新型やくもでは放送も自動放送になりました
では車内見学
まずはグリーン車から
こちらが273系新型やくものグリーン車です
やはり色はHC85(特急ひだ、南紀)の座席に似ています
シートを倒すとこんな感じ
結構倒れるなという印象です
座席前はこんな感じ
座った感じはしっかりとした少し硬めのシートです
テーブルは座席前に付いています
今のやくも(381系)グリーン車よりもテーブルは大きくなっています
フットレストの紹介
こちらが靴を履いたまま使用する面
こちらが靴を脱ぐ面
この柄個人的には結構好きな柄です
このシートも普通車のシートと同様枕が動く仕様です
コンセントも完備
こちらはとても助かります
グリーン車はJR西日本では標準と言っていいよくあるシートでした
サンダーバードやこうのとりで使用されている物とほぼ同じでした
比較用に381系やくものグリーン車を
今回の目玉セミコンパーメン席です
コンパーメン席は4人用が2つ2人用が2つ計4席設置されています
またこの設備を設置に伴いグリーン車は半室化されます
8両編成で運行される場合は実質1両分のグリーン車が連結されている事になります
コンパーメン席の座席はモチとした感じです
普通席と同じ様な座り心地
また窓側によると天井が低くなっているのが印象的
座面を倒すとこんな感じ
こちらは靴を脱いで利用するとなっています
また700系レールスターの個室にもありそうなライトが座席に設置されています
消すとこんな感じ
個人でこちらは操作できる様になっています
2人はこんな感じ
まあ少し狭そうですが結構快適です
この木の壁にもたれながら変わりゆく景色を見るのはどこか特別な雰囲気を出してくれていました
座面を倒す時などはこちらのレバーを引きながら操作するそうです
座面を戻すのも結構簡単にできました
係の方から丁寧に教わりました
またこちらの設備にもコンセントが設置されています
基本2つコンセントが付いていました
この273系は381系の自然振り子式とは違い車上型制御付き自然振り子式となっており大変揺れが軽減されています
実際試乗会の帰りに381系に乗車した時に体で違いを体験できました
381系であった細かな揺れが273系新型やくもでは無くてとても驚きました
係の方も273系振り子使用時に乗車したのは今回が初だそうでしたが揺れが少なく驚いたとおっしゃっていました
気づくと根雨駅に到着
そろそろ自席に戻ります
男子トイレはこんな感じ
こちらも明るく綺麗で良かったですね
また273系でも女性専用トイレが設置されており安心して利用できるようになっています
273系では車椅子の方用の席も設置されました
今までのやくも(381系)はバリアフリーとは言い難い物でしたが273系では完全バリアフリーになっています
381系の普通席って数センチですが段差があるのが印象的です
また車両には結構荷物棚が設置されていました
スーツケースなどがあるとこちらを利用すると便利そうです
273系やくもにはこんな面白いスペースも設置されていました
フリースペースと言う設備で写真集などが設置されていました
これはとても面白い設置だなという印象
江尾駅で10分ほど停車
この間にチャイムが流れました
2つ目の物が停車中に流れた物となっています
まずは岡山→出雲市方面に向かう時に流れるチャイム
『I LOVE…』
ピアノタイプ
走行中撮影
雑音が入っていますがご了承ください
出雲市→岡山方面に流れる時のチャイム
『Pretendar』
オルゴールタイプ
停車中撮影
オルゴールタイプの理由は山陰外からのお客様が帰路になるため情緒的な雰囲気にする為だそうです
本日は天気が悪く大山(伯耆富士)は見えませんでした
273系は大山の放送も自動放送で流れていました
英語でも流れていたので海外方も大山の放送を聞く事が可能になりました
伯耆大山駅を通過
まもなく終点米子駅です
1時間ほどの乗車でしたが貴重な体験ができました
荷物棚が綺麗なのもデビューしてから僅かな間だけです
米子駅に到着です
新型やくもの乗車位置も貼られていました
連結部分では注意喚起放送も流れていました
最後尾を撮影
これからはこちらが山陰のエースになっていくのですね
やくもブロンズと言う愛称で親しまれていくと思われます
試乗会に参加でき良かったです
また運行が開始されましたら乗車しに行こうと思います
緑色も見れました
こちらの色は一番列車にも乗車したのですこし愛着があります
では一旦下車
米子駅ではこの様な物もありました
ラストランまで無事に走り切って欲しいですね
帰りはスーパーやくもで
最後の乗車でしたが楽しませて貰いました
長くなりましたが最後までご覧くださりありがとうございました
国鉄やくも、スーパーやくもの乗車記は追々投稿したいと思います
ご覧くださりありがとうございました
〈過去のやくも乗車記〉