EF55形　電気機関車は、1936年(昭和11年)に3両製造され、東海道本線で特急「つばめ」「富士」の牽引等で運用された。
流線形のデザインは片側のみで反対側は切妻となっており、終端駅では転車台により方向転換しなければならなかったことなどから運用性に難があり、わずか3両で製造打ち切りとなり、運用も1960年代前半にほぼ終了。
1号機は、1964年に廃車、中央鉄道学園、高崎第二機関区に保存された後、1986年に車籍復活し、2009年まで「EL&SL奥利根号やEF55奥利根号」「EF55形誕生70周年記念号」等のイベントに活用された。
2015年より埼玉県さいたま市の鉄道博物館に展示されている。