今日は荷物列車の話、東北本線急荷35レの郵便車を弄ります。スユ13に室内灯をOn/Offするスイッチを付け、消灯時も僅かに電流を消費するDCC車両検知仕様化の工夫をしてみました。オユ10にはやっていなかった”擬似サス化”を施工しています。車両は特記以外KATO製です。

 

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ED75 150が牽引する東北本線急荷35レです。カマ次位の現金輸送車マニ30(Micro ACE)を増結扱いとしている11両編成です。1980年頃の実車編成表を参考に組成しています。EF58→ED75牽引で青森まで、青函連絡船で北海道へ渡る車両が多く、途中増解結なしで真っすぐ向かう列車だったようです。

 

真っすぐ青森まで突っ走る列車=締切輸送が多かったと思われるので室内灯消灯車両が多いです。11両中4両しか点灯させていません。しかしDCC車両検知をやるようになると、貨物列車と同じで検知の”中抜け”が起こるようになります😅。室内灯消灯では電力消費しないので車両検知が働かないためです。(写真最後尾は金属ボディーの”BONAマニ”・マニ36 2239(MR車)です。)

 

今回は2両の郵便車、スユ13 2038(手前)とオユ10 2527について書きます。オユ10室内灯点灯で運転仕分け室もエアコンも付く車両だからです。急荷35レのオユ10は隅田川発根室行の北東航21運用、始発からずっと乗務員さんが乗っておられたか?は分からないんですが、模型の見栄えも考えて点灯です😁。一方スユ13は仕分け室が無い護送タイプの車両、青森止まりの盛郵1運用で締切扱い=消灯運転です。

 

・スユ13 20381年半ほど前に手持ちのパーツをアレンジなどして登場、当初は自作テープLED室内灯点灯で運転していましたが、最近は矢印のように銅板を折り曲げてボディー側の集電板に触れないようにすることで絶縁=消灯していました。あまり美しいやり方じゃない..とは前から思っていました😅。車両検知もこのままでは働きません。

 

そこで室内灯ユニットを作り直してみました。右側の白色天井板裏がテープLEDになります。写真のようにブリッジダイオード直結のミクロスイッチを付けました。スイッチが写真右側の時は緑線のように回路が構成され室内灯が点灯します。照度控えめのため抵抗は2kΩを付けています。

 

スイッチを左側へ切換えると青線のように回路構成、室内灯は点灯しませんが2kΩの抵抗に電流が流れ車両検知は働いてくれる というものです。以前の銅板ひん曲げ絶縁よりだいぶスマートになったな、と思います😁。

 

一旦テストした後2kΩ抵抗をもう1つ増設消灯時に計4kΩの抵抗がかかるように手直しています。

 

室内灯点灯時は消費電力が1.7mA(DCC交流電流値)ほどだったのに対し..

 

消灯時に5mA位喰っていたので上述抵抗を増設、2.4mAまで抑えることが出来ました。以前書いた室内灯消費電力の記事;自作テープLEDで1両約3mA(1kΩを使った標準の明るさ)でしたから、この値が基準になります。3mAの車両が山ほど線路上常設でDCC電源容量が足りている”実績”がありますから..😁。

 

消灯状態で線路に乗せた時..

 

矢印;しっかり車両検知が働くのを確認しました。作動だけしっかりしてくれれば消費電力は最少が好ましいです😁。DCC機器の負荷が上がって電源容量が足りなくなるとまたブースター増設が必要、ということになりますから..😅。

 

オユ10 2527の方もライトユニットの消灯スイッチ穴を自分で空けているなどアレンジの跡が見られます。上述の通り室内灯常点灯で運用しますからスイッチ取付はやりませんが、サスペンション機構が無い旧集電タイプで残っていました。

 

最近よくやっている”擬似サス”化施工です。KATOのサスペンション機構に似た構造を自分で作ってしまおう..ですが、矢印;自分で切り出した0.1mm厚銅板がしっかりfit、最初の頃よりだいぶ上手く出来るようになってきたと思います😁。0.1mm板は一部だけ、ハンダ付けによる継ぎ足しをやっています。

 

郵便車2両だけの話で長くなりましたが、マニ36やマニ50など編成中間で消灯運転している車両がまだ沢山あります。スユ13のようなスイッチ取付を進めていきたいと思います。手間はかかりますが、殆どの車両に集電仕様の台車が付いてない貨車よりはだいぶ楽と思います😁。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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