私にとって381系は思い入れのある形式で
今まで乗車機会が一番多かった特急車両です。
その理由は以前記事に綴った事がありますが
昭和のころ帰省で特急しなのを何度も利用しました。
デビュー間もない頃の0番台はよく記憶しています。
583系と同様にベネシャンブラインドが異彩を放ってました。
荒波の上を航海する船舶のような特徴的な揺れ方で
シート背面ポケットに緊急用のゴミ袋も備えられてました。
一旦催してトイレに立つ時は通路を歩くにもシートに手摺りが無く
カーブ走行中は激しい横揺れに対し座席にしがみ付くしかなかったです。
ご承知の通り381系は日本初の自然振り子による車体傾斜式を採用し
当時の国鉄が持つ技術の粋を集めた意欲的な形式でした。
しかし山岳路線における所要時間の大幅短縮を達成させても
乗り心地を犠牲にするのは如何なものかと子供心に感じました。
不思議なものでそんな荒削りな形式の方が記憶に残るものです。
完全引退する前にもう一度乗車したい感情が日増しに膨らんでます。
ココで述べたのはあくまでもデビュー当時の印象ですので
改良を受けた今の381系に全て当てはまらないかも知れません。
ここのところ本blogの381系比率が高まってきてますが
そんな事情も踏まえてお付き合い頂ければ幸いです。
日を改めて再び緑やくもを狙います。
場所は県境から少し南のポイントです。
1014M やくも14号
またもや列車は数分遅れで登場です。
珍しくバックの山も着雪したコンディションでしたが
やくも14号
やはりと言いますか緑は映えず水墨画のような画です。
それでも雪景色で撮影ができて満足はしました。
上石見-新郷にて