東照宮駅【宮城県】(仙山線。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
宮城県仙台市青葉区東部、市街地の北側に広がる住宅街に位置する仙山線の駅で、仙台東照宮への最寄駅である、
東照宮駅 (とうしょうぐうえき。Toshogu Station) です。  
  
  
駅名  
東照宮駅 (駅番号なし) 
 
所在地  
宮城県仙台市青葉区   
 
乗車可能路線  
JR東日本:仙山線  
 
隣の駅  
仙台方……………………仙台駅  
羽前千歳方・山形方……北仙台駅  
 
訪問・撮影時  
2022年9月  
 
 
駅概要  
駅形態……………盛土高架駅(1988年開業)。
駅舎………………北側ホーム沿い(2階レベルの高さです)。
出入口……………北側のみ。南からは約60m東のガードor約90m西の踏切を通って北側へ。
バリアフリー……出入口~改札間にエレベーターあり。改札~ホーム間は段差なし。
点字ブロック……西側通路~駅出入口~改札~ホーム間に設置。
駅前広場…………なし(約200m北or約200m南西の幹線道路沿いにバス停留所あり)。
 
 

 

東照宮駅は盛土高架上にホームがあり、ホームと同じ高さ(2階相当)に駅舎があります。
駅外と2階は階段またはエレベーターで結ばれており、東照宮駅はバリアフリーに対応しています。
出入口は西側に開口していますが、西側はもとより公園経由で北側から、また駅舎の下(1階部分)をくぐることで東側からもアクセス可能です。
駅前広場はありませんが、北側の東照宮二丁目公園がその役目を一部担っている形です。駅構内にはトイレがありませんので、公園内のトイレを利用する形になります(多機能トイレはありません)。
上写真は東を、下写真は南東を望む。
 
 

 

駅前です。西を望む。後方に駅舎があります。
線路沿いに西へ点字ブロック設置の通路が延びており、踏切で仙山線と交差する幹線道路に出ることができます。
私の訪問時は工事中で通行できませんでした。下写真は工事看板の先を撮影。
また、駅前は閑静な住宅街が広がっていますが、商店は少ないです。
南側は比較的平坦ですが、北側は台地のため起伏に富んでいます。
 
 

駅前です。駅舎(2階)より北西を望む。
駅北側には東照宮二丁目公園があります。北側の住宅地からは公園を経由することで東照宮駅へ容易にアクセスできます。
 
 

こちらは駅の約130m北西、幹線道路より北を望む。
後方に踏切があり、その手前で線路沿いに東へ進むと東照宮駅です。
写真奥に見える鎮守の森は仙台東照宮の境内です。駅から結構近いです。
仙台東照宮の裏手にも住宅街が広がっています。
 
 

こちらは駅東側より駅舎を撮影。西を望む。左の築堤上にホームがあります。
東側には階段がなく、駅舎の下をくぐって西側へ回る必要があります。
 
 

駅前です。上写真とほぼ同じ地点より東を望む。
駅東側も住宅街が広がっています。
線路沿いの通路を50mほど歩くと、突き当たりで仙台鉄道の廃線跡と交差します。この付近に東照宮駅がありました。
仙台鉄道は仙台市街と古川(現・大崎市)を現在の国道4号線に沿って結んでいた路線でしたが、バスとの競争や台風災害により1951年に東照宮駅を含む区間が休止となり(1956年に廃止)、古川方にわずかに残った区間も1960年に廃止されました。
東照宮駅は仙山線にとって完全な新駅なのですが、37年の時を経て復活したとも言えます。
 
 

 

2階にある改札口です。上写真は東を、下写真は南を望む。
後方に駅外への階段・エレベーターがあります。
 
駅員配置………あり(業務委託駅。駅員不在時のため改札内外に

                            カメラ搭載インターホンあり)。
自動改札機……あり(3通路)。
ICカード………利用可能(『Suica』エリア内。

                       交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードもOK)。
幅広通路………あり(窓口に面した右端有人通路のみ。点字ブロック設置)。
有人通路………あり(窓口に面した右端通路)。
窓口……………あり(改札窓口のみ。閉鎖時間帯あり)。
自動券売機……あり(改札口の右手前。ICチャージ可。指定席券売機なし)。
自動精算機……なし(乗越、IC残高不足の際は駅員に申し出て下さい)。
トイレ…………改札外(東照宮二丁目公園の公衆トイレを利用。多機能トイレなし)。 
改札内設備……なし。  
売店……………なし。  
コンビニ………なし(最寄店舗は南口の約300m南西にある「ファミリーマート」)。
 
駅員不在時に下車される際、紙のきっぷは有人通路に設置のきっぷ回収箱に入れて下さい。乗り越しの際はきっぷ運賃箱に不足分を投入するか、事前に車掌に申し出て下さい。そして駅員不在時にIC残額不足の場合は有人通路から一旦改札を出て、自動券売機でチャージしてから自動改札機を通って出場して下さい。尚、東照宮駅には乗車駅証明書発行機がありません(2022年9月現在)。
 
そして改札を通り、右へ曲がるとホームです。バリアフリーに対応しています。
 
 

吊下式駅名標です。おそらく電照式です。
JR東日本の標準デザインですが、矢印の中央に仙山線のラインカラー(黄緑色)が 表示されていません。
東照宮駅には駅ナンバリングが設定されていません。
また、特定都区市内駅制度における仙台市内駅である事から、右上には「仙」マークがあります。
 
 

ホーム側面の柵に掛けられている駅名標です。非電照式です。
こちらは矢印の中央に黄緑色のラインカラーが表示されています。
 
 

 

駅構造……盛土高架駅(東南東~西北西方向)。奥の仙台方は若干カーブしています。
配線………単式ホーム1面1線(棒線駅)。
 
下り愛子・羽前千歳・山形方面、上り仙台方面とも同じホームから発車しますので、乗り間違えないよう注意が必要です。
 
ホーム有効長……6両分。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………羽前千歳方(手前)は標準レベルですが、仙台方(奥)は結構狭いです。
上屋(屋根)………羽前千歳方の約1.5両分。
ホーム上設備……ベンチ。
 
手前の羽前千歳方の端、左側に駅舎と改札口があります。
 
写真は2枚とも仙台方を望む。
 
 

 

2枚とも羽前千歳方を望む。
盛土高架上にホームが設置されています。手前の仙台方はホーム幅が狭いです。
尚、仙山線は全線単線です。仙台~愛子間は利用者が多いですが、列車の増発が難しいです。
 
 

 

また、ホーム中ほどで仙台鉄道線を乗り越していました。
仙台鉄道線の廃線跡は道路に転用されていて、今も立体交差が役に立っています。
特徴的なカーブが廃線跡である事を示しています。
尚、仙台鉄道線の東照宮駅はJR駅辺りでははく、南西側の幹線道路付近にあったようです(上写真奥)。
上写真は南西(末期の起点だった北仙台方)を、下写真は北東(西古川方)を望む。
 
 

仙台方を望む。
この先、右へカーブしながら地平に下りて、住宅街の中を南東へ走ります。その後は右へカーブして再び盛土高架になると東北本線をオーバークロスして東北新幹線の高架橋をくぐり、それらの路線の南側へ出て進路を西寄りにまで変えます。180度近く方向転換しています。そして再び東北新幹線をくぐると東北本線に寄り添い、南西へ走りながら市街地へと入っていきます(東北本線の複線と仙山線の単線が並走)。そして最後は左へカーブして南に進路を変え、東北新幹線をくぐって東側へ回ると終点の仙台駅へと至ります。
 
 

羽前千歳方・山形方を望む。
ホーム端の右側に駅舎・改札口があります。
この先、すぐに地平へ下りて仙台東照宮へと至る幹線道路と踏切で交差します。右手に仙台東照宮が見えます。その後は南の平地と北の台地の境に広がる住宅街の中を西北西へ走りますが、途中、台原緑地の森林に沿って進んでいきます。そして地形の関係で盛土高架になり、道幅が広い県道22号線を乗り越すと北仙台駅へと至ります。仙台市地下鉄南北線との乗換駅ですが、駅外連絡となるため乗換はやや不便です。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2022年            
 
民営化後の1988年に開業した新駅で、近くに川もないのになぜか築堤上にホームがありますが、これは当駅付近でかつて、仙山線が仙台鉄道(1956年廃止)を乗り越していた名残です。新駅らしく(?)単式ホーム1面1線で、ホームと同じ高さに駅舎があります。駅周辺は住宅街で、北西側に駅名の由来となった仙台東照宮があります。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。東北新幹線で仙台まで。仙山線に乗り継いで当駅下車(全列車停車)。 
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。東海道新幹線~東北新幹線の乗継で仙台へ。仙山線に乗り換えて1駅目です。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (約300m南西に「ファミリーマート」あり)    
飲食チェーン店・・・なし   
 
大阪からの到達難易度が高いですが、
仙山線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は東照宮駅でも途中下車してみて下さい!
そして仙台東照宮へお参りの際はぜひ仙山線をご利用になり、東照宮駅も観察してみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)