水路の石積みをもう一度試作しました。・・まあまあですね。 | 16番ゲージレイアウトのこと..など

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16番ゲージの鉄道模型レイアウト・白縫鉄道川正線の制作記です。

 前回作った石積みの試作がこちら。

前回試作した石積み

 目指したのはこんな感じ。

参考にした現物の石積み

 一見良さげですが、反省点がいくつかあります。

 

  ① 石の形状が丸く揃いすぎている。実物はもっと不規則。

  ② 石の表面が平滑すぎて、石の表情がない。

  ③ 陰影を強調しようとした結果、目地のスミ入れが濃すぎる。

 

 この反省点を解決すべく、もう一度試作してみました。

 

 まず、①の石の形状に注意して、1ミリ厚のスチレンボードにケガキ針でスジを彫りました。

試作第2弾・スジ彫り

 う~ん、石の丸みは取れたけど、もっと不規則でも良かったですね。不規則を絵にするのって、意外と難しいです。それから今回は、石の形状だけでなく、陰影の表現にもケガキの段階で気を配り、スジ彫りの深さに強弱をつけてみました。

 

 続いて、②の石の表情については、ジェルメディウムを薄く塗り重ねながら、表面に細かい凹凸をつけたつもりです。前回は、ジェルメディウムを一発で厚く塗ってしまいました。

試作第2弾・メディウムによる盛り上げ

 と言っても、この段階ではわかりませんね。

 最後は塗装です。塗り方は、この記事のとおりですが、今回は、黒の使用を最小限に抑えました。よく考えてみると、石垣の目地が黒く見えるのは、そこが黒い色をしているからではなく、影の部分だから暗く見えているだけです。そこで、今回は、影ができるように、ジェルメディウムの盛り上げを前回より厚くしてみました。

 

 塗装の途中です。石の表面に少し凹凸がつき、石に表情が出てきたようです。

試作第2弾・塗装の途中

 そして、試作品が完成しました。

 正面から見た画像です。

試作第2弾・完成

 色合いには、もっと工夫の余地がありますが、目指した方向には進んだような気がします。

 2回目の試作は、まあまあの結果となりました。

 川正線の工作では、鉄道橋や道路橋も含めた水路と田んぼの造形が、一番の難物だと思われます。石積みの工作に目途がついたことで、いよいよ、この工程に着手します。

 

 本日も、ご訪問ありがとうございました。