2024年3月21日からホームドア設置工事が開始している阪急宝塚線・石橋阪大前駅ですが、駅掲示のホームドア設置工事の図面上で、1号線ホーム(宝塚方面)の停止位置が、大阪梅田寄りになっていることが記されています。
1号線の停止位置が大阪梅田寄りに?
石橋阪大前駅に掲示されているホームドア設置工事の工事範囲ですが、ホームドア設置後の停止位置も記されています。
拡大してみると…赤いところがホームドアを設置する部分ですが、1号線ホームは宝塚寄り先頭からではなく大阪梅田側に設置することが分かります。
大阪梅田寄りの方は、大阪梅田側の先頭に寄っています。
8両分しか設置しないというところから、宝塚線での10両編成復活も無さそう…というのが分かりますが、ホームドアの設置位置が大阪梅田寄りになるということで、停止位置の変更も工事メニューに入って来ることが分かります。
図面から読み取ると、宝塚寄りの停止位置はこのあたりになると考えられます。
現在の宝塚寄り先頭から3両目あたりですね。
大阪梅田寄りに工事の目印
阪急ではホームドア設置工事に伴い、ホームドア設置に伴い、ホーム上に目印を付けています。その目印が、1号線の8両停止位置よりも、大阪梅田寄りにも付けられています。
現在の大阪梅田寄りの8両位置からの様子です。
大阪梅田方面に向かってホーム上を歩いて目印を探すと、消されている10両停止位置のところにも、ホームドア設置の目印があります。
大阪梅田寄りからの様子ですが、だいたいこの辺りまでホームドアが設置されると考えられます。
10両編成の復活は見込みが無さそうですが、10両編成が利用していた部分を復活させるという状態にはなりそうです。
どうして停止位置を変更?
阪急公式が発表していないので個人的な予想にはなりますが、恐らく、可能な限り、曲線部分でのホームドアの設置を回避するためと考えられます。
大阪梅田方面からの様子ですが、大阪梅田寄りは直線区間になっています。
一方、宝塚寄りのホームは急カーブになっています。
曲線部分ではホームドア設置の難易度が変わってきます。筐体もカーブ用に用意する必要があるため、筐体費用もかかりますし、嵩上げや隙間埋めの工事などの準備工事の工数や工期にも影響が出てきます。つまり、コストがかかると言うことです。
また、1号線の宝塚寄りはホームが狭いというのもあります。大阪梅田寄りもそれほど広くはありませんが、曲線部分であり、尚且つ狭い1号線ホームの宝塚寄りにホームドアを設置すると、更に1号線の宝塚寄りが狭くなります。
宝塚寄り・大阪梅田寄りともに広くはありませんが、混雑も見据えて、曲線部分である宝塚寄りよりも、直線部分である大阪梅田寄りに変更する方がベターと言えます。
編集後記
ホームドアを設置するなら直線の方が良いわね😺