どん。
車両はこちら。
E751系と呼ばれるやつです。
00年デビューなので区分はJR第二世代の特急車両。
同期は"フレッシュひたち"のE653系や、"特急あずさ"のE257系などが挙げられますね。
この辺りから形式に"E"を冠し始めたんだね。
「特急つがる号」は秋田と青森を1日3往復しています。
方向幕のLEDからも登場世代がなんとなく分かるよね。
ただ正直なところE751系も"特急つがる号"も関わりが薄くて予備知識が全くありません。
調べてみると、E751系は"スーパーはつかり号"として2000年に登場。
んー、言われてみればそんな列車あった気がするな。。。
"特急つがる号"に至っては、近年まで存在自体を認識していなかった次第で。。。
同じ区間を走っていた"特急かもしか号"と統合して誕生したんだとか。
幼い頃に電車図鑑を読み込んでいたせいで、なぜか"特急かもしか号"だけ知ってるんですよねぇ。
さて本題に戻ると、
今回乗るのは青森行き最終便の5号。
16時に秋田を出て、終点までは約3時間の旅路です。
件のキュンパス効果で東北の特急列車は軒並み満員御礼とのことですが、それに反して"つがる5号"は空席が多め。
新青森から東京行の"はやぶさ"に乗り継げるのになぁ。
今回は自由席に乗ります。
4両固定編成で、半室グリーン付き。
この辺はさすが新幹線連絡特急といったところ。
発車前に車内の様子を見てみると、自由/指定問わず1両20人くらい乗っていました。
みんなどこまで行くんだろうなあ。
では15:52 秋田を出発します。
旅のお供にNew Daysでホットコーヒーとバウムクーヘンを選びました。
秋田駅の構内を出ると、早速特急らしい走りを披露!…とならないのが寂しいところ。
複線区間であっても速度を極端に上げることなく淡々と進んでいきます。
秋田から50分で東能代駅に到着。
ここで初めての乗車と下車がそれぞれありました。
この辺りまでが秋田の文化圏になるのかしら。
東能代を出ると、進路をぐいっと90°変えて山に入っていきます。
途中下川沿駅で上りの"つがる6号"と行き違い。
向こう側も乗車率は同じくらいでした。
複線区間と単線区間の入り混じるエリアに差し掛かっていますが、列車のスピードに大した変化はありません。
Wikipedia曰く"特急つがる号"の最高速度は95km/hとのこと。
もーちょい処遇を改めてやってもいいんじゃないですかね。。。
秋田を出てからちょうど1時間半で大館に到着。
比較的大きな駅だから客の入れ替わりがあるだろうと予想していたのですが、そのどちらも裏切られましたね。
そしてここから県境へと突き進んでいきます。
陣場駅を通過。
すっかり雪深くなってきました。
秋田市内は全く雪がなかったのに。
どこの駅かは忘れたけど、ドア1つ分くらいしか除雪されてない所あったぞ。
人がどどどっと乗ってきたのは弘前駅。
流石は県No.3の都市と言わんばかりに席が埋まりました。
弘前〜青森間の流動はかなりありそうだし、もっと特急ないし快速を走らせてもいいと思うのは余所者だからかな。
新青森でキュンパスユーザーを根こそぎ下ろします。
"はやぶさ"に乗り換えれば22時には東京に着けてしまうという。。。
ちなみに新青森〜青森間に限っては、特急券なしで乗ることができます。
それを知ってる地元民がそこそこ乗り込んできました。
そして秋田を出てから3時間弱。
遂に終点青森に到着しました!
いやぁ長かったような、短かったような。。。
実際に乗って感じたのは、日本で最も影の薄い特急列車の異名は伊達ではないということ。
県都相互間を結ぶ特急にしては些か地味すぎませんかね。
しかしこの"つがる号"、今年のダイヤ改正で大きく変わりました。
3往復のうち1往復の停車駅を削減して"スーパーつがる号"として運転されることになったのです。
通過となる駅は、八郎潟・森岳・二ツ井・鷹ノ巣・碇ヶ関・浪岡の6つ。
今回"つがる5号"で乗り降りが一切無かった駅が見事に選出されていて、妥当な采配だと改めて思いました。
やっぱ地味だな!