〇社 高田馬場駅発行 800円区間ゆき 片道乗車券

前回エントリーで「〇社」高田馬場駅で発行された590円区間ゆきの大人・小児用の片道乗車券をご紹介いたしました。
同窓口では100kmまでの国鉄近郊区間についての乗車券を扱っており、当時は51km以上の区間については地図式券になっておりました。


   

1984(昭和59)年12月に発行された、同駅から800円区間ゆき小児専用券(400円)です。桃色こくてつ地紋のB型地図式小児専用券で、東京印刷場で調製されたものです。
東京印刷場管内では、51km以上の区間については地図式もしくは相互式が使用されることになっており、着駅が複数ある区間については地図式が多く採用されていました。

東京印刷場の地図式券は発行駅名が表面に記載されていますが、少々見づらいですが、「〇社」の窓口で発券されたものであっても発行駅名の頭に「〇社」の符号は付けられていませんでした。そのほか、窓口番号が分けられていて、頭に「〇A」「〇B」などの符号が付けられている場合でも、符号が付けられることはありませんでした。
これは、表面の印刷は一つの印版になっていたため、いちいち発行駅名の表記を窓口ごとに変えて表記することはしなかったようです。


   

裏面です。券番と「表面区間の1駅ゆき」「発売当日限り有効 下車前途無効」の注意書きと文言が記載されていますが、その下に「〇社」の符号だけが記載されています。窓口番号についても同じように、この部分に独立して記載されています。
これは地図式券の場合、表面に印刷工程上、符号や窓口番号が印刷できないための措置と思われます。

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