西武電車のアクリルスタンド | 書斎の汽車・電車

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 「西武鉄道全駅制覇シリーズ 立体路線図鑑」なるものが出ています。

 

 いわゆるカプセル・トイという奴で、西武電車の写真と駅名標をあしらったアクリルスタンドです。

 本来なら、まあよくあるシリーズものということで、あえて手を出すこともないのですが、今回、禁を破って(?)「大人買い」をしてしまいました。

 というのも、登場する車輛が余りにも「濃かった」からです。特にこの2種が!

 西所沢駅(モハ352)と東村山駅(モハ162)です。

 

 モハ352は、元国電モハ14100。西武鉄道は様々な元国電を走らせましたが、ただ1輛の2扉セミクロスシート車輛です。クモハ252に改番後、荷物電車(クモニ2)に改造されました。旅客車時代はほぼ狭山線用でしたので、西所沢駅ゆかりの電車といえましょう。

 

 モハ162は、元々は武蔵野鉄道クハ5855、一度は電装化し一畑電鉄に譲渡されますが、西武に復帰してモハ162となった後は、主に西武園線で用いられましたので、東村山駅とは縁がある電車です。こちらも荷電(クモニ1)として、西武鉄道最後の社形電車となりました。

 

 ふつうこの種の製品といえば、現有車ばかりが登場するものと相場が決まっています。それなら私もあえて手は出しませんが、この2輛を持ってくるあたり、今回の製品企画にはかなりの「黒帯」が関わっているのではないかと思われます。

 

 さらにはこの2輛も。

 所沢駅(E52)です。新宿・池袋両線が乗り入れる所沢駅だけに、ゆかりの車輛というと選定に迷いますが、「赤い電機」たちの寝ぐらはこの所沢でしたのでその「親分格」の本機起用は納得できます。

 

 南大塚駅(E42)。ここから分岐していた安比奈線に因んでの起用でしょう。

 

 そのほかの4種についてもご紹介しましょう。

 本川越駅(10000系)、「小江戸」号というくらいですから、本川越といえば10000系なのでしょう。

 

 秋津駅(101系牽引車)、新秋津での甲種輸送がらみで、秋津といえば101系オールM4連となったのでしょう。

 

 東伏見駅(2000系)、さすがに田無駅&2000系とはいかなかったのでしょう。(行先は田無ですが)

 

 武蔵関駅(6000系第1編成)、30周年ヘッドマーク付きですね。「急行」だと武蔵関は通過の筈ですが?

 

 今回はシリーズ第1弾ということですが、全部で91駅だそうですから、まだまだ先は長いです。今後とも「濃い」車輛が続々登場することを期待する一方で、今回は出てこなかった20000系以降の電車たちにも期待しています。