2024.2.12 【運用終了】続・鶴見線205系“本当の”営業最終記録⑦ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

 そして、その記憶は半永久に留め置かれる


海芝浦での滞在を終えて、いよいよ“最後の乗車”に打って出る。

もっとも、海芝浦は電車じゃないと帰れないからねw

今更色めき立つ事など何もなく、淡々と走りに身を委ね…


国道に到着。

またここで降りてみる。


日の傾きで、また風景は変わる。


ギリギリ日没前に、誰も他に狙う人もいない。


…そして、すぐに折り返してくる。


浅野駅と二大双璧をなす急カーブのホーム。


この鶴見線らしい発着風景を、自分史上での鶴見線205系の最終記録とした。


最後に、夕日のオレンジが銀色の車体を染めてくれた。




205系で確立したラインカラー、黄色に加えて白と水色。

前面マスクの黒色。

そしてどんな色にも溶けて混ざる銀色車体のコントラスト。

101・103系の黄色一色時代とは、また違った魅力を引き出してくれた。


E131系では白が消える代わりに、72系・クモハ12時代の茶色が水玉模様で復活。

また違ったコントラストを、これから日々見せてくれる。


そして、2月12日16時52分。


この時間が、自分にとって鶴見線で205系を見た(現時点での)最後となった。


これまでは折々にイベントが打ち出されていた鶴見線であったが…

3月に開催されるスタンプラリーを待つことなく、またここ近年のさよなら運転に関わる情勢を

考慮したのか、相模線の時と同じく静かにその身を引いたのであった。

こと鶴見線に関しては103系に続いてであるが、103系は故障が遠因だから事情が違う。


またこの鶴見線に限らず、周囲の情勢の悪さはいよいよ看過できなくなってきている。

そのあたりの実状は、また折々に各所に足を運ぶごとに見えてくるようになるのである。


そして3月15日、鶴見線ではもう一つの“終焉”を迎えた。

ワンマン化という合理化は、首都圏近郊では八高・川越線と相模線に次いでのものに。

少しずつ、それでも間違いなく時代は移り変わっていることもまた強く実感する昨今である。


そして、変化に追いついていけない醜い感情と共に見えてくるところもあって…

全体的な変化としては微々たるものながら、強いインパクトを残す区切りとなるのである。