JR総持寺駅【大阪府】(東海道本線【JR京都線】。2021年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
大阪府茨木市東部、高槻市との境界近くに広がる住宅街に位置する東海道本線【愛称:JR京都線】の駅で、2018年に設置された新駅で、近隣に阪急京都本線の総持寺駅があることから、当駅には「JR」の冠称が付いている、
JR総持寺駅 (じぇいあーるそうじじえき。JR-Sojiji Station) です。  
  
  
駅名  
JR総持寺駅 (JR-A 40) 
 
所在地  
大阪府茨木市   
 
乗車可能路線  
JR西日本:東海道本線 【愛称:JR京都線】   
 
隣の駅  
京都方・東京方……摂津富田駅  
大阪方・神戸方……茨木駅  
 
訪問・撮影時  
2021年10月  
 
 
駅概要  
駅形態……………盛土高架駅(2018年開業)。
駅舎………………高架下(南北自由通路を兼ねています)。
出入口……………南口、北口。
バリアフリー……南北とも出入口に段差なし。改札~ホーム間はエレベーターあり。
点字ブロック……南口駅前広場・北口出入口~改札~ホーム間に設置。
駅前広場…………南口のみ(ロータリー有、バス停留所、タクシー乗り場併設)。
 
 

 

 

正面口に相当する南口です。上1枚は東方向を、下2枚は北方向を望む。
盛土高架下に駅舎があり、駅前広場と駅舎内は段差がありません。
フジテック本社工場跡地を利用しており、用地が広く駅前広場が整備できています。
尚、フジテックの一部機関が当地に残っています(本社自体は滋賀県彦根市へ移転しました)。
 
 

南口駅前です。東方向を望む。左後方に駅出入口があります。
線路とフジテックの間に歩行者用通路があり、駅東側へ抜けられますが、後述の駅前通りよりもこの通路を歩く人の方が多い印象でした。
駅周辺は住宅街が広がっていますが、当地には近年まで駅が無かったことから、商店は少ないです。
約350m東に大阪行岡医療大学があり、約600m東に駅名の由来となった総持寺があります。
尚、総持寺と言えば約750m東南東に阪急京都本線の総持寺駅があり、総持寺へは阪急駅からの方が近いです(約400m)。
JR総持寺駅開設は阪急への対抗の意味もあると思われ、現にJR総持寺駅開業後は、総持寺駅の乗降客数が1割以上減少してしまっています。
 
 

 

南口駅前です。上写真は西方向を、下写真は南方向を望む。駅出入口は上写真右・下写真左にあります。
JR総持寺駅開設に伴い、駅前道路が整備されました。自動車でJR総持寺駅へアクセスする場合はこの道路を通ることになります。
駅前広場南側はマンションが建設中で、今頃は既に完成していると思われます。
400mほど南西へ進むと、安威川(あいがわ)の河川敷に到達します。
 
 

 

こちらは北口です。上写真は南方向を、下写真は東方向を望む。
北口は用地の関係で駅舎出入口前に設けることができず、側道を130mほど西へ進んだ位置に設置されています。
こちらも用地が無いためロータリーは整備できず、有料駐輪場を設置するのがやっとの状態です。
尚、北口付近を走るバス路線は存在しません。
上写真のトンネル前を左(東)へ進む形になりますが、トンネル前には格安チケット自動販売機があります。しかし現在は回数券や各種割引きっぷが縮小・廃止傾向のため今もありますでしょうか?
そして線路沿いの歩行者通路をひたすら歩くと駅舎に到達します。駅舎経由で南口側へ通り抜けることも可能です。右側が線路で、左側は茨木市立三島中学校の運動場です。
ちなみに、上写真正面のトンネルでJR線をくぐっても駅南側へ抜けられますが、駅前広場へは直接行けませんのでご注意下さい。
 
 

 

線路沿いの通路を通ると写真の場所(駅舎出入口)に到達します。上写真は東方向を、下写真は南方向を望む。
盛土高架駅なので通路がトンネル状になってしまい、出入口は狭く通路も圧迫感があります。
尚、北口には東側からの通路がありません。駅北東側からは駅東側の府道126号線を通ってJR線をくぐり、右へ曲がって線路沿いの通路を歩き、南口から出入りする形になります。
 
 

北口駅前です。西方向を望む。左手が北口です。
左前方には「ファミリーマート」があります。
前方へ延びる道路を200mほど歩くと安威川を渡る橋に到達します。安威川西岸の住宅街からもJR総持寺駅は徒歩圏内です。
 
 

北口駅前です。北方向を望む。後方が北口で、左後方にファミマがあります。
駅北側も住宅街ですが、南口と同様の理由で駅近くに商店が少ないです。700mほど北を東西方向に延びる国道171号線沿いにはロードサイド店舗が立ち並んでいます。
約350m北から北西の一帯には西河原公園があります。約1.2km北には追手門学院大学茨木総持寺キャンパスがあります。
 
 

高架下1階にある改札口です。東方向望む。右が南口、左が北口です。
 
駅員配置………あり(直営駅。駅員不在時のため改札内外に

                            きっぷ確認用カメラ搭載インターホンあり)。
自動改札機……あり(4通路)。
ICカード………利用可能(『ICOCA』エリア内。

                                   交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードもOK)。
幅広通路………あり(窓口に面した右端通路。点字ブロック設置)。
有人通路………あり(窓口に面した右端幅広通路が有人通路を兼ねています)。
窓口……………あり(改札窓口のみ)。
自動券売機……あり(改札口の右手前。ICチャージ可。『みどりの券売機プラス』を併設)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内のみ(多機能トイレ併設)。 
改札内設備……AED(自動体外式除細動器)、ベンチ。  
売店……………なし。  
コンビニ………なし(最寄店舗は南口の約130m南にある「ファミリーマート」)。
 
1階にあるホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。JR総持寺駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

 

下り1番のりばに設置されている各種駅名標です。
上写真は壁に設置されているタイプで、下写真は吊下式です。いずれも電照式かどうかは不明です。
JR西日本の標準デザインですが、文字が大きいです。
下部はJR京都線のラインカラーかつJR西日本のコーポレートカラーである青色に塗られています。
JR総持寺駅の駅ナンバリングは「JR-A 40」ですが、この駅名標には記載されておらず、柱に掛けられている縦型の駅名標のみに記載されています。
 
 

 

駅構造……盛土高架駅(北東~南西方向)。
配線………島式ホーム1面2線。
 
内側線のみにホームが設置されていて、外側線列車は停車できません。普通電車しか停車しない前提で造られた複々線区間の新駅においては、この配置が標準仕様となっています。
右(南)が1番のりばで下りが大阪・神戸・西明石・宝塚方面、左(北)が2番のりばで上り高槻・京都方面です。
 
ホーム有効長……8両分(但し現在は7両編成のみの運行のため、

                                後方の神戸方1両分は柵により立入禁止に)。
ホームドア………あり(開業時より4扉車用の可動式ホーム柵を設置済み)。
ホーム幅…………新駅にしては十分な広さを確保できています。
上屋(屋根)………電車が停車する東京方(奥側)7両分に設置。

                       発着電車は上屋内に収まります。
ホーム上設備……ベンチ、空調完備の待合室。飲料自動販売機は確認できませんでした。
 
上写真は1番のりばより、下写真は2番のりばより、いずれも京都方・東京方を望む。
 
 

こちらは1番のりばより大阪方・神戸方を望む。
左から下り外側線、下り内側線(1番のりば)、上り内側線(2番のりば)、上り外側線の順です。
新快速・特急・貨物列車は外側線を通過しますが、快速は内側線を通過します。ホームドアがありますが、快速通過の際は注意が必要です。
 
 

京都方・東京方を望む。
右から下り外側線、下り内側線、上り内側線、上り外側線の順です(方向別複々線)。JR京都線は大阪~京都の全区間が複々線で、複々線区間はさらに先の琵琶湖線・草津駅まで続きます。
この先、地平区間になり、一部畑も見られる住宅地の中を北東へ走ると高槻市に変わります。その後も住宅街の中を走り続けますが、やがて沿線にビルが増えてくると摂津富田駅へと至ります。 
 
 

 

2枚とも1番のりばより大阪方・神戸方を望む。
ホーム端の未使用部分である約1両分は柵により仕切られており、立入禁止になっています。ちなみに反対側の東京方はホーム端部分まで電車が停車します。
左から下り外側線、下り内側線、上り内側線、上り外側線の順です(方向別複々線)、複々線区間はJR神戸線に入って西明石駅まで続きます(兵庫~西明石は線路別複々線です)。
この先、すぐに安威川を渡りますが、そのためにJR総持寺駅付近は駅開業前より築堤上を走っていました。安威川を渡り終えた後は左へカーブしながら住宅街の中を走り、地平区間に戻ると進路を南南西に変えます。その後も住宅街の中を走りますが、やがて市街地に入ると快速停車駅である茨木駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2021年。          
 
2018年に開業した新駅で、複々線区間内にありますが、普通のみ停車駅であるため、ホームは内側線のみに設置されています。ホームは盛土高架区間にあり、直下に駅舎があります。駅前は住宅街で、南口側はフジテック本社工場跡地を利用しているため広々としていますが、北口側は線路沿いまで中学校やマンションの用地が接近しているため、駅前広場を整備できていません。駅周辺は住宅街で、南口から徒歩圏内に駅名の由来となった総持寺や、阪急電車の総持寺駅があります。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。新幹線で京都まで。JR京都線の普通を乗り継ぎます(昼間は高槻で乗換)。 
梅田から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。JR京都線の普通(吹田行きを除く)に乗車。快速以上は通過します。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (南北とも200m以内に「ファミリーマート」あり)    
飲食チェーン店・・・なし (1km圏内に存在しません)  
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。JR京都線を乗り鉄の際は、ぜひ一度はJR総持寺駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、配線略図.net、Google地図、Wikipedia)