普通列車と快速列車を乗り継ぐ「北海道ぐるっと乗り鉄旅・目指せ2日で1,000km!」(2014年8月30~31日)は、

2日目の午後を迎え、網走駅から「石北本線」に乗り換える。

 

山間区間が多い石北本線には他の路線にはない魅力あるので、日が暮れるまで車窓の景色を楽しみたいね。

※写真1:山間にある小さな駅・金華(かねはな)駅に到着するキハ40。石北本線らしい到着シーンだ。(西留辺蘂~生田原間にある金華駅は、2016年3月に信号場になりました。残念)

 

網走駅を去る前に想い出のシーンをひとつ。それは「冬の釧網本線」でも登場している早朝(午前6時前後)の網走駅。

1番ホームには網走発札幌行「特急オホーツク2号」=キハ183系「スラントノーズ」が入線して、

4番線には午前6時33分発の金華行普通列車(4652D)がスタンバイ。

やはり「特急オホーツク」といえば、この車両だよね。

隣のホームに移動して、金華行普通列車をパチリ!

石北本線の普通列車はキハ40が主役だが

キハ54も「特別快速きたみ」や

キハ40との混合編成で活躍。

その様子は「北海道ローカル線旅日記!夏の石北本線1~5(旭川駅~白滝駅・2019年8~9月投稿)」でも、ご紹介しています。

 

夏の早朝の網走駅は、海からやって来る濃霧(ガス)に包まれることがあり、カモメの鳴き声も時折聞こえるので、港町を感じていいですよ。

1番ホームの「特急オホーツク2号」は、1号車も4号車も「スラントノーズ」のフル編成!

ず~と眺めていたいが、まもなく発車です。

2017年3月のダイヤ改正に伴い「スラントノーズ」は姿を消し、その後の「特急オホーツク2号」は、今となれば懐かしいキハ183系。いい車両だったな~

では、発車シーンを動画でどうぞ!

【撮影時間:55秒。20秒後に動き出し、51秒後に汽笛あり】

 

「特急オホーツク2号」が去った後、1番ホームには金華行普通列車が入線。

【撮影時間:44秒。42秒後に汽笛あり】

 

先頭はキハ54。この編成なら馬力がありそうだ。

網走~北見間の普通列車は通常2両編成だが、この列車は高校生の通学利用が多いので3両編成。昔は4両以上かも。

その後、2番ホームに釧網本線の午前6時41分発釧路行普通列車が入線。

今振り返ると、何度も乗ったのでいろんな思い出がある。

以上、早朝の網走駅でした。

実は「北海道ぐるっと乗り鉄旅・目指せ2日で1,000km!」では、網走駅あたりからコンパクトデジカメのバッテリーが黄色信号となり、あまり写真を撮っていないんです。

もちろんこの頃は、ブログで旅日記を書くことなど、まったく考えていなかったので仕方ないですね。

 

ただ、この旅は人生のターニングポイントになったので「いつまでも忘れないようにしよう」と思い、2015年から、夏になると乗ったり撮ったりしてきました。

 

・・ということで、遠軽駅までは金華行普通列車や、2023年夏に網走駅から乗った2両編成の「タラコ」(遠軽行普通列車)が旅日記に登場します。 

 

実はこの時、右側の釧路行「快速しれとこ摩周号」に乗る予定でしたが、ホームに行くとビックリ!!

滝川~釧路間で乗った名列車「2429D」以来の「Wタラコ」だったので迷わず乗ってしまい、釧路へ行く予定が遠軽へ・・笑

窓全開!やっぱりこれだわ!

網走駅を去るのは一抹の寂しさを感じるが、ぼちぼち「北海道ぐるっと乗り鉄旅・目指せ2日で1,000km!」を前に進めることにしよう。

 

当時の時刻表をあらためて見ると「SLニセコ号」が載っている。あれから、およそ10年が過ぎたんだな・・

当時はいろんな路線でいろんな車両が走り、北海道のローカル線も勢いがあったと思う。

現在地は、地図右上の網走駅。

 

「石北本線を楽しむぞ~」というワクワクした気持ちと、ここから西に向かうので「札幌に戻ってしまう」という寂しい気持ちを抱えつつ、

 

いよいよ出発だ。

1番ホームからの写真は冬バージョン。

午後0時10分、遠軽行普通列車(4662D)発車!(後方から撮影)

※写真1~27:思い出いっぱいの網走駅と旅のお供「道内時刻表」

 

網走駅からは2両編成なので余裕の車内。

窓からは夏の爽やかな風が流れ、夏の風物詩「首振り扇風機」も大活躍! 

4人の旅仲間も1人1ボックス。今日初の贅沢乗りだ。嬉しいね~ これで石北本線をのんびり楽しむことができる。みんな、よかったよね!

※写真28:1両編成を覚悟していたのでラッキー!

 

網走駅から市街地を走る直線区間を終えると、左へ大きくカーブ。石北本線は国道39号線や網走川と並行して走る。(進行方向右側前方) 

この車窓の景色を見ると、いつも「網走」を感じる。近くに温泉ホテル♨️があって、網走に住んでいた時は銭湯のように通っていた。大きな湯船にどっぷり浸かる至福の時。今度行こう!♨️

ちなみに、この踏切を渡って坂を上ると景勝地「天都山」。

踏切近くにある「博物館・網走監獄」は、次の機会に来よう。伝説の脱獄犯「五寸釘寅吉」は、どうなっているのだろうか?

では、車窓の景色を動画でどうぞ!

【撮影時間:24秒・網走~呼人(よびと)。ブログで見ると少し画質が落ちます。残念】

 

網走川の上流には網走湖があって、

車窓から網走湖を見終えると、列車は緑豊かな森林の中を進み→

 (進行方向右側後方です)

※写真29~34:さらば網走・・また来るね!(網走~呼人)

 

→午後0時19分、呼人駅に到着。何度乗っても、いい区間だね。

※写真35:ほぼ各駅停車のキハ40。これは乗り応えがあるぞ~!(呼人駅)

 

旅のゴール・札幌駅までは、網走駅から374.5km&11時間4分。

まだまだ先は長いが、とりあえず日没前の上川駅までは、の~んびり車窓の景色を満喫しよう。

天気に恵まれ、最高の旅ですよ~!

 

(つづく)

 

※追伸

「北海道ローカル線旅日記!夏の石北本線・完乗編(網走駅~旭川駅)」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

 

道内(特に日本海側)にお住まいの方は感じていると思いますが、今冬はなかなか春の足音が聞こえません。今日は札幌国際スキー場でスキーを楽しんできました。広いゲレンデに描くシュプールは、いつも最高ですね。

 

・・ということで、雪景色の中で生活していると、なかなか「夏の石北本線」を書く気持ちになれなかったのですが、気持ちを「夏」モードにして第1話をアップしました。早く春が来ないかな~