リゾート21に乗りました①キンメ編 | 仙台はやての乗り鉄旅行ブログ

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 伊豆急行2100系 リゾート21とは

普通列車と聞くとロングシートで扉がたくさん付いている列車を思い浮かべる方が多いと思いますが、そんな概念をぶち壊した車両が伊豆急行2100系です。

 

時刻表上にはリゾート21と表記されているのでこちらの名称の方が馴染み深いかもしれません。

登場は1985年と40年近く経過していますが、名前の通り、21世紀の電車として設計されたためか見た目には全く古さを感じさせません。
また特急形車両にも見えますが、れっきとした普通列車であり、追加料金はかかりません。

本来は8両編成ですが、ロイヤルボックスと呼ばれる特別車両は臨時でしか連結されないため、最近は7両基本で運行されています。

運行区間は熱海〜伊豆急下田、JRにも乗り入れたこともあり、以前は東京まで特急として乗り入れることがありました。

2100系は最終的に5編成が製造されましたが、老朽化によってR-1・R-2編成は廃車、見た目が異なるR-5は2017年にTHE ROYAL EXPRESSに改造されたため、普通列車として使用されるのはR-3・R-4となります。

 

 キンメ電車

元々は白地に赤と青の塗装で海側と山側で見た目が異なるという斬新なカラーリングでしたが、今は黒船電車とキンメ電車というテーマ性のある2種類が存在します。
 

先頭車はシアター式の展望車になっており、前面は大型窓になっていることからどこの座席に座っても前面展望が楽しめるように設計されています。
中間車も基本2ドアかつトイレも少ないので客室が広く取られているのも特徴です。
 

1種類目のキンメ電車は伊豆半島で有名なキンメダイをモチーフとした電車で真っ赤です。


車内設備はもはや観光列車と言っても過言ではありません。
 

中間車は海側が窓を向いていて、オーシャンビューを楽しめます。
 

山側はボックスシートですが、海側の座席は背が低いのでこちらからでも海は見えると思います。
 

海側ボックス席もあります。

キンメ電車はモケットにキンメが使われており、車両ごとに色が異なり、ポスターも各自治体ごとのご当地品が掲載されています。
 

海側の座席はよく見てみると肘掛けが跳ね上げ式でちょっと凝った作りなのが分かります。昔の車両特有で座席がフカフカでソファーのように座れます。

黒船電車は登場当時と同じモケットですが、こちらは張り替えられたせいか少し明るい印象になったような気がします。
 

すべての車両ではありませんが、一部に壁面には明らかに家庭用のものを転用したと思われるコンセントとUSBのタイプAが後付されており、古い車両なのに工夫されています。

展望車はまた後日紹介することとしますが、中間車でも十分リゾート21を味わえると思います。

 

 

 

②へ続く

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