池袋鉄道模型芸術祭で気になった模型 | 書斎の汽車・電車

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インドア派鉄道趣味人のブログです。
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 今年も、池袋鉄道模型芸術祭(東京芸術劇場)に出かけてきました。

 

 毎年、出展されるモデラーさんたちの力作に圧倒されるイベントですが、今年も楽しんできました。

 

 まずは地下のロワー広場、「J-TRAK Society」さんのNゲージ集合式レイアウト、ヤードにお気に入りの車輛たちを発見してしまいました。

 レイアウトと、走行する車輛も素晴らしかったのに、一体何を撮っているんだか。

 

 同じ地下1階の「アトリエイースト」、「小さな架空鉄道風景」さんのブースです。

 去年もご紹介した「万葉線」レイアウト

 HOのヨーロッパ風トロリーレイアウトです。「チンパン実験線」のオーナーとしては、やはりこうしたレイアウトが気になります。

 

 同じ会場の「T-TRAK TokyoProject」さんではこのレイアウトに惹かれました。

 「大村線の海辺」です。海や港を主題にしたレイアウトも面白そうです。

 

 地下1階のアトリエウエストでは「NGP アメリカンOナロー」さんでこんなものを見かけました。

 よくある「ダルマさん倉庫」ですが、Oゲージだとここまで再現できます。

 

 さて、5階のギャラリー1へ移動しましょう。「陸Jokies」さんのブース、古典車輛中心で注目を集めていました。

 満鉄「ダブサ」を2つのスケールで。多分1/150は自作です。

 鉄道創業期の「陸蒸気」、実物の客車は漆仕上げでしょうか。(模型はさすがに漆仕上げは難しいでしょうが)

 手前のタンク機関車はは鉄聯の「E」でしょうか。

 

 同じ会場の「新百合ヶ丘鉄道模型クラブ」さんには、昔の四国の鉄道をモチーフにしたレイアウトも。

 

 5階奥、ギャラリー2では、「我らが愛しき日本の蒸機」

 井門義博氏の北海道形D51です。氏のブログに逐一進捗状況が載っていました。

 

 今回一番驚いたのが、会場奥の「岡田徹也氏の世界」、氏のイラスト(満鉄関係)のほか、かつて『とれいん』などで拝見した模型の展示も。

 手前から、金剛山電鉄のデロハニ32、満鉄の急行「大陸」用の展望車テンイネ2

 満洲国皇帝専用車トク2、津浦鉄道の展望車です。

 

 デロハニやテンイネは、かつて誌面で拝見し、憧れたのが40年以上前のことです。今も美しい状態で保管されていたことに感動しました。また、作者の岡田氏ご自身もいらっしゃり、お話を伺うこともできました。氏によれば、「あじあ」のテンイ8、テンイネ2、トク2は一見似ているものの、屋根のカーブが皆違うそうです。また各社の内装についてもよく再現されていますが、カーペットなどは、カーペットのカタログから切り抜いているのだとか。

 岡田氏は急行「大陸」に何度も乗車されているといいますから、実はかなりのご年配の筈ですが、お元気な様子でした。

 

 今年も、池袋には凄腕のモデラーが集結しました。ここでご紹介したのはそのごく一部であることをお断りしておきます。メーカーの新製品発表や物販がないイベントには興味ないやという方もいらっしゃるかとは思いますが、ぜひ一度足を運んでいただきたいと思います。