ED40形 電気機関車は、1919年(大正8年)、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道院が製造したアプト式直流電気機関車。
製造当初は、10020形であったが、1928年の車両形式照合規程改正によりED40形に改番された。
信越本線のアプト式区間である横川~軽井沢間(碓井峠)で1919年から1952年まで運用された。
10号機は、1921年製造で、信越本線の横川~軽井沢間で運用後、1944年に古河電気工業日光電気精銅所内で東武鉄道が運営する日光軌道線に貸出、1947年には東武鉄道に譲渡され、ED4000形 4002に改番された。1955年の電気機関車の一斉改番で、ED600形602へ再度改番された。
1968年に廃車となり、国鉄に寄贈され、大宮総合車両センターに静態保存されていたが、2007年より鉄道博物館に展示されている。2018年、国の重要文化財に指定。