24/3/16 第2章その1 「つるぎ1号」敦賀行き出発! | 金屋代かずおのお部屋

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金沢から西へ新幹線がついに誕生!

それでは「【旅行記】24/3北陸新幹線」を開始します.皆様に現在の北陸の鉄道事情を紹介した方が全体的に有益であると判断したため,最初の記事は「第2章その1」になります.

 

これまでの旅路

 

 

 

  待ち侘びた北陸新幹線敦賀開業

整備新幹線はその副作用が多数あるものの,全体的には地域の産業・観光振興・交流人口拡大に寄与していることは,過去の路線で証明されています.山口県在住の筆者としても,整備新幹線の開業に立ち会える機会はほとんどないため,今回は費用・スケジュールなどかなり無理がありましたが,実際に現地に赴くことにしました.

というわけで,3/16の5:00ごろ,JR金沢駅に到着しました.

「しらさぎ65号」の到着,JR在来線の駅の営業終了からわずかに4時間,人口46万人の大都市の玄関口とはいえ,朝の5:00とは思えないほどの賑わいぶりが金沢駅にはありました.到着時は開業式典が進行中で,斎藤国土交通大臣ら要職関係者の方々が多数臨席したいたこともあり,警備は厳重でした.要職関係者の方々は後ほど,ホームでテープカットなどを行いました.

  ホームへの道

一般のホームの入場者の方は待機列に並びます.今回,金沢駅の待機列は入場券・自由席の利用者はもちろん,指定席車,果ては既存区間の始発列車「かがやき500号」の利用者の方も一緒くたに並ぶことになりました.金沢駅では,この日(かがやき502号出発以降も含む)の入場券は券売機での発売ではなく,すでに発券された入場券を専用窓口で係員が販売する形式が取られました.

その列はなんと西側入り口まで続きました.この時点では待機時間が分からず不安があったのは隠しきれません.この手のイベントのオペレーションはJR九州の方が上手であったと思います.

行列は「あんと」の入り口まで迂回する格好になっていました.「みどりの窓口」の壁面にはこれまでの「雷鳥・サンダーバード・しらさぎ」など北陸本線に対する感謝の意を込めたメッセージカードが展示されていました.はっきりと写したものをブログに掲載するわけには行かないのでこの画像を掲載します.

 

  つるぎ1号に乗る

行列は意外とスムーズに進み,ついにホームへ入場です.

「つるぎ 1 敦賀」と表示されます.

使用された車両はW16編成でした.W7系は「令和元年東日本台風」による被災などの関係で増備計画が変更になっており,すでにW24編成まで登場していましたが,W16編成は予定より遅れて落成,結果として,W16編成は北陸新幹線敦賀開業時点で最新の編成となっていました.ただし,この運用が初運用ではありません.

今回筆者は指定席の予約に成功しました.約1分で売り切れたきっぷではありますが,1ヶ月前発券(いわゆる「10時打ち」)を行う窓口が首都圏を中心に減っていること,インターネット事前予約が増えていること,そしてつるぎ号の指定席は合計10両と座席の供給が多いことから,入手難易度は比較的低くなりました.

なお,3/16を迎えた時点で全席満席であるのはこの「つるぎ1号」のみです.車内では指定席が満席である旨の放送がなされていました.自由席は特に利用制限はなく,乗車率は感覚的に150%程度であった印象を受けます.ひょっとすると,最繁忙期の方が混雑するかもしれません.

それでは出発します.性質上,車窓云々ではなく,この時間は新線を踏みしめているという感覚を十分に感じることにしました.

わずか11分で小松駅に到着です.これまでは特急でも16分程度かかっていましたので

小松駅の東側にはその地名を冠した大手企業「コマツ」があり,新幹線ホームからも大型建機製品の姿を見ることができます.

 

一駅だけ乗車したのは予算・スケジュールの予算という側面がありましたが,それだけではありません.次回は小松駅の姿を紹介した上で,「かがやき502号」に乗車します.

 

動画も用意しておりますので,ご覧いただけると幸せます.

 

 

 

続く

 

 

  参考:長崎では