カツミ9700のレストア その27:ガイドヨーク、ヴァルブロッド回り、真空ブレーキ | 鉄道省半田鉄道局

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1/80鉄道模型(Jゲージ)工作記事を中心に、鉄道と身の回りの出来事を書いてゆきます。
​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

3月15日金曜日、朝の武豊線名古屋行き区間快速は311系でした。帰りにまず金山19時19分発区間快速が315系3000番台、自分が乗った19時39分発区間快速も315系3000番台、離合する下り区間快速も315系でした。311系と315系の入れ替わりをスマホで動画を撮影しました。まあ、朝は非常に混むのでロングシート車が正解だと思いますが、着席できなくなる可能性が出てきたのは辛いです。

ガイドヨーク本体はオリジナルを使用しましたが、それ以外は新造となりました。ロッカーアームは結構縦長なのですが、製品は動輪間隔が狭いので、縦長だと入りません、というかショート・接触の危険があります。そこで止む無く縦寸法を短くしました。ロッカーアームの軸の台枠側は、ガイドヨーク取付板に付けた帯板に差し込んで支えました。製品の動輪間隔は均等ですが、実機では第1-2が広く、その他も差がありますが、それら寸法にも意味があるということです。作りやすいからと安易に動輪間隔を変える、特に狭くするのは危険だなと感じました。9500形でも同様の問題が起きそうで、頭が痛い。

上回りに移りたい衝動を抑えて、足回りを固めます。キャブ下の真空ブレーキシリンダーは珊瑚8100形キットのパーツを流用します。8100形は空制化後で作るので、不要になるのです。

9700形ではシリンダーを枠で支えているようです。枠はt1.5真鍮板をミニサーキュラーソーで切断、シリンダを差し込むΦ4穴をスパットドリルで開けました。枠の外寸は8×10㎜で、切り出し時は0.5㎜程大きく、これから「仕上げ技能士2級」の腕を発揮して、制寸法に仕上げました。8㎜に対し7.97㎜程、10㎜に対して9.98程で仕上がりました。シリンダーは頭の帯状の部分を落とし、枠のΦ4穴に差し込むよう段付きに削ります。

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