乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3940+3941 好摩(2024.2.26)

0~1℃の外気ですっかり冷え冷えしてしまったので、奥中山高原から乗った列車は救いの一本でした。暖を十分にとるにはできるだけ長く乗るに限りますが、次の行程の都合で乗車時間は20分ほど。好摩で下車し、花輪線に乗り換えです。

盛岡行き普通列車好摩12:53発)
通路には好摩駅を詠った「一握の砂」所収の歌が掲示。原作は「霧ふかき好摩の原の 停車場の 朝の蟲こそすずろなりけれ」だそうで(夏の歌なので、冬の場合の頭は「雪ふかき・・・」かなと)。

当駅では12:52着-13:00発とまずまずの接続。降車時にホームで「キュンパス」を提示し、改札はスルーでした。その改札は2階にあり、窓口や券売機も同じ階。JRとIGRいわて銀河鉄道共同使用駅なので、両社分のあれこれがそこに集約している印象でした。

好摩駅窓口。管轄はIGRなので、JRの表記は窓口にはありません。運賃表もメインはいわて銀河鉄道線で、JRや青い森鉄道はその延長という印象。
改札口・窓口があるスペースはこのように区分けがされていて、IGRとJRの駅であることがわかるよう両社のロゴが出入口に付されています。

降りて乗っての順で言うと、通算番号はIGRが3940、JRが3941に。二戸、いわて沼宮内もこのパターンで1駅2カウント・・・乗降駅数を加算する上で、JRと三セクの共同駅というのはありがたいものがあります。

外に出るとそこは西口。花輪線の列車は西口寄りに位置する1番線に来るので目の前ということになります。階段を上り、再び改札を通り、階段を下って1番線でも時間的に問題はありませんでしたが、実に都合よく1番線直結の通路があったので迷わずそこを経由。おかげでより長くホームで待機でき、列車も万全の状態で撮ることができました。

好摩駅外観(西口)。「ふれあい通路」は東西自由通路の愛称。
西口駅舎の側面に記された「こうま」と「啄木」。啄木の筆による文字をあてたものと思われます。
好摩駅駅名標花輪線が発着する1番線の駅名標もIGR仕様。
大館行き普通列車。13時ちょうど発のところ、少々遅れて到着。


花輪線は1998年11月に十和田南→大館を乗車済み。好摩十和田南が未乗区間として長い間残っていた訳ですが、「キュンパス」のおかげで今回ようやくとなりました。

好摩駅を出ると花輪線は左、いわて銀河鉄道線は右に分岐。ここから未乗区間に入ります。
列車時刻表の上でほぼ中間にあたる兄畑駅(14:13発)。当駅を出て1kmほどの地点が岩手県秋田県の境。

兄畑の先まで行けば岩手県内の鉄道路線は全線達成。さらにそのまま十和田南まで進めば秋田県内の路線もクリアということで、1回の乗車で2県分の完乗となったのは特筆ポイントです。好摩から大館まで2時間20分余り。それほどの長旅ではありませんでしたが、テーマとしては重く、記念すべき乗車だったことは確かです。

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