この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
2022年秋に宮原から松任工場へ、車両整備の
為に送られましたオヤ31 31。
その時点でえちごトキめき鉄道へ譲渡されると
いう話が噂されておりました。
宮原から松任への配給の方は平日午前中のスジ
だった事もあり、ワタクシは参戦出来ませんが
そちらへはお仕事を休んでオラ参戦すっぞ!と
2022年末から息巻いておりました。
当初は年明け、2023年1月に甲種輸送が施行と
いう話を聞いておりましたので…
さて、今回の更新はオヤ31のトキ鉄へ譲渡に
伴う甲種輸送を狙いました遠征からのご報告、
その第一回でございます。
1月は結局、施行されずに輸送は3月と教えて
いただき、遠征にお付き合いいただくメンバー
の皆さんを集め4人でやって参りました金沢。
いえ、正確には金沢のチョイ手前となります
松任でございます。
此度のメンバーは地元、聖地・調子踏切に集う
お仲間の競馬ブロガー氏とMT鉄氏、更には
ワタクシの実家近くに住むA氏、という陣容で
北陸へと赴きました。
A氏とはショバでお会いする度に話たりして
親交を徐々に深めておりましたが、2月のチキ
盛り遠征で深夜の高知県にワタクシと一緒に
居た事が後から判明。
ならば今回は最初から一緒に行きませんか?と
お誘いした次第でございました。
ワタクシと競馬氏、MT鉄氏は歳が大体同じな
五十路辺りのオッサンですがA氏はぴちぴちの
若人でしたので、道中は肩身の狭い思いを
されたかもしれません…
あ、勿論いつもの下ネタは封じまして
真面目な仮の姿で1日を通しましたので、A氏も
そこは安心された事でございましょう。
いや、嘘でございますね。
なんか下ネタぶっ込んでドン引きされた事が
記憶の片隅から浮上して来ました…
松任工場の庫からDE10 1035に引き出されて
日の光を浴びるオヤ31が見えます。
手前には吹田へ送られる日を待ちながら
留置されます415系800番台。
最初に布陣致しましたのは、金沢総合車両所の
本所となります松任工場でございます。
ここで出発を待つオヤ31を狙う事となります。
レンズを少し引いてみます。
ワタクシの立ち位置はDE10のお顔は見切れて
しまいますが雰囲気は伝わりますでしょうか。
この位置でDE10とオヤ31は停止、ブレーキや
走行装置の点検を念入りに実施しております。
我々一行が到着した際には既に敷地に沿って
数多の撮り鉄さん達が脚立に乗り、敷地を狙う
態勢でございました。
我々も分かれてポジションを確保致します。
構図を少し左に振りますと、何やら大勢の人が
集まっております。
実はこの日、松任工場を出発する前にオヤ31の
式典が実施されると聞きまして、その撮影から
スタートすべくこちらへ布陣致しました。
式典が終わるまでは退屈な待ち時間。
回りを散策しご近所から何事かと出て来られた
古い奥様方とお話してみたり、関西から別組み
で来られたお友達氏を見つけ歓談したり。
そんな時間を過ごしながら時折撮影致します。
白いヘルメットを被り、オヤ31 31の車体色と
フォントをあしらった旗を振る見送りの人々。
DE10のデッキには誘導員が立ち、いよいよ
列車は松任工場を後に致します。
ワタクシも緊迫した気分でカメラを構えます。
オヤ31が発車する間際、スマホを掲げて撮影を
したり、歓談に耽るお見送りの方々。
やはり皆様お手製の旗が握られており、列車が
動き出すのに合わせて旗を一斉に振りオヤ31を
送り出されました。
流石に廃止される最終列車をホームで見送る
鉄道マニアみたいに、ありがとうー!とかの
声を上げる方はいらっしゃいません。
今回の〆。
汽笛一声、DE10 1035が高らかにエンジン音を
響かせ松任工場を旅立ちます。
牽引するのは長らく松任工場で入換仕業に就く
釜でございまして、ワタクシはこの日が最初で
最後の撮影となりました。
多くのスタッフ、また敷地外からは数多の撮影
者やご近所の皆さんにまで見送られるオヤ。
これから譲渡に伴う北陸の旅が始まります。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!