JR貨物が九州地区向けに増備を進めている交直流電気機関車EF510形300番台。量産6両目となる307号機の試運転が3月14日にあり、関門トンネル区間などを走りました。本州側のJR下関駅で見てみました。

 

 

関門試運転で下関駅を通過するEF510-307

 

 

 

 

EF510-307は3月11日から12日にかけて甲種輸送され、門司機関区に到着後に整備を受けて関門試運転に臨みました。

 

 

 

関門試運転の復路、JR下関駅に姿を見せたEF510-307。運転室には約10人が乗り込み、各種チェックをされていたようです。定期運用で直流区間を走ることはないと思いますが、鉄道ファンとしては見てみたい気がします

 

 

甲種輸送時と違って屋根上の碍子(がいし)は緑色に変わっていました。前面窓と区名札差しには「試運転」の掲示が見られました

 

 

 

 

私はこの日はオフにして、引退間近と思われる電気機関車ED76 81を見ようと午後から九州へ出かけましたが、ちょうどEF510-307の関門試運転、さらには検査を受けていたSLやまぐち号用35系客車の新山口への回送が重なりました。

 

結局のんびり過ごしたかったので、ED76形を優先しました(81号機が来そうな勘もあり…)。EF510形の関門試運転は復路のみの撮影となりましたが、実際に動いている姿は甲種輸送よりも絵になりました。

 

 

 

西日を受けて下関駅を後にするEF510-307。関門トンネルへ進んでいきました

 

 

 

前面形状が何となく国鉄時代の「鳩胸」ED72・73形を思い出させ、個人的には好感が持てるEF510形300番台。いよいよ量産車も運用入りすると思われ、期待が高まります。