釧網本線にヨンマルの定期運行が残されているのに気付いたのは四年半前の秋。

北では既に冬に入る直前、網走から釧路に向かう始発に乗っていた。

知床斜里で待っていたのはヨンマル弐両、時刻表で調べると緑始発の北見行き。

 

オホーツク海沿いを行くヨンマルを撮りたいと。

しかし、早朝では海からの光線で難しく。

 

グレトラで観てしまった斜里岳からは、日の出前から登る必要が在り

熊との不意の遭遇の危険。

ならば流氷狙える冬は片道7㌔の雪中行軍。

と、諦めかけていた頃、斜里の登山ログに混ざって来た江鳶山。

知ってはいたが夏は展望効かない山で眼中に無かった、それが冬には

木々が隠れ大展望。

 

充分な積雪と晴れが増える3月に決行。

 

登山者少ない雪山はロケハン・トレース着け必須。

山頂見えず。

獣ゲートは開いたまま、左に向かうトレースが気に成るが直進。

BCさんのトレースを踏んでいく。

谷を詰めると雪が増す。

軽快に滑り下りて来るBCさんと一期一会の会話。

列車撮るのに登っていると答えると驚いていた。

にしても北海道の雪質ではスノーシューでも力不足、スキーが欲しい。

何も見えない山頂を確認しそそくさと退散。

下りると晴れ。

真っ直ぐな道。

止別でツートンを確認し、シンドイが諦めしばしの仮眠から

3時から行動開始。

月明りの雪原は明るく。

ウサギのトレースが並走。

 

山頂

斜里、海別、羅臼

素晴らしい並び。

阿寒

知床の街

斜里から日の出

 

冷え切った「山崎」。

喉を熱く下る、美味い。

緑に向かう回送。

23年3月5日 清里町-札弦 回4751D

藻琴山麓を行くヨンマル。

23年3月5日 札弦-緑 4724D

遠く霞む大雪。

同 同 同

小清水と網走、列車左にはパパスランド。

同 同 同

同 清里町-札弦 同

流氷浮かぶオホーツク海。

同 同 同

海際にはこれから走る線路が隠れている。

同 中斜里-清里町 同

充分撮って下山。

楽しい雪中ハイク。

 

斜里をバックに一枚。

パパスランドに直行。

温泉で身体を解凍し、休憩室で仮眠。

起きては絵のチェック。

で、乾杯。

ランチが美味い。

で、また寝て、温泉にまた入り夕方に出る。

斜里はバリ。

丸一日最高の日。

いつかは冬の斜里に登りたい。