近鉄23000系伊勢志摩ライナー運転開始から30年 | 鉄道とバスのブログ

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 23000系伊勢志摩ライナーが1994年3月から運転を開始してから今年で30年を迎えた。


 23000系伊勢志摩ライナーは


志摩スペイン村の開業にあわせて、京都.大阪・名古屋から伊勢志摩間を結ぶ「伊勢志摩リゾート」への旅のシンボルとなる特急車として登場。 編成はレギュラーカー3両、デラックスカー2両、サロンカ-1両の6両編成で、民鉄初の最高速度130km/hで運転を開始した。

外観は、先頭部の正面窓に大型局面ガラスを使用した流線型のシンプルなスタイルとし、サイドビューは連続外付け構造の側窓と、プラグタイプの側扉を用いて滑らかな形状となった。

車内はレギュラーカー、デラックスカーのシートピッチを1,050mmとし、サロンカーは4+2対面固定シートを採用、中央には大型テーブルを設置している。荷物棚を座席背面に配置することにより、従来にない高さ1,225mmの大型窓による開放感ある空間を提供している。

そのほか、車両両端の乗務員室後部にパノラマデッキを設けた。






新造時の23000系

パノラマデッキ

リニューアル工事

2013年の伊勢神宮式年遷宮に向け、外観を「伊勢志摩の太陽」を表現した赤色(3編成)と「伊勢志摩の陽射し」を表現した「黄色」(3編成)の2種類のカラーリングにするとともに、すべての車両の内装を木目調に変更した。










23000系。伊勢志摩ライナーリニューアル車両













内装の更新

デラックスカーではシート生地にベージュの織物を採用したほか、壁面に伊勢志摩産の真珠を用いた装飾品を配し、サロンカーではシート生地を明るいピンク色とし、テーブルに天然木を採用、レギュラーカーのシート生地には「伊勢志摩の海のさざ波」を表現した4種類の青色に変更した。


レギュラーカ-座席

サロンカ-座席

デラックスカ-座席

車内設備では各座席にコンセントを備え、全トイレに温水洗浄便座を設置したほか、多目的トイレを新設、また、6両全席を禁煙として、車内の快適性を向上させた。