機 番:94号機
新 製:昭和31年5月12日
製 造:川崎車輌・川崎重工
製造番号:No.178
新製配置:米原機関区
最終配置:下関運転所
廃 車:昭和59年9月11日
【廃車時の形態】
パンタグラフ:PS15
前照灯:原型(ハチマキ状ケース無し)
尾灯:原型内バメ式
正面窓:小窓+Hゴム支持
Hゴム色:黒色
正面ヒサシ:小型
デフロスタ:無し
正面飾り帯継ぎ目:タイプ〈
列車電話:無し
電源車制御装置:無し
元空気ダメ引き通し管:無し
スノープラウ:無し
ステップ:スノープラウ台座取り付けタイプ
汽笛カバー:無し
常磐線用列車無線:無し
乗務員ドア:原型
側面ハシゴ:改造切り欠きタイプ
側面エアフィルター:改造鎧戸タイプ
側面ナンバープレート:板状タイプ
暖房装置:SG
【改造履歴(抜粋)】
昭和33年 7月 :塩害対策工事。
(施工は鷹取工場で入場名目及び入出場日は不詳)
昭和40年 3月 2日:側面ハシゴの改造。
(施工は鷹取工場で入場名目と出場日は不詳)
昭和43年 4月 5日:側面エアフィルターの改造、
避雷器をLA15に取り替え。
(施工は鷹取工場で入場名目と出場日は不詳)
昭和55年 5月17日:ワイパーをWP50に取り替え、正面窓のHゴム支持化。
(施工は大宮工場で入場名目と出場日は不詳)
【転配履歴】
昭和31年11月18日:宮原機関区
昭和39年 6月 2日:東京機関区に貸し出し
昭和39年 9月28日:宮原機関区に返還
昭和48年10月 1日:姫路第二機関区に貸し出し
昭和48年10月16日:宮原機関区に返還
昭和49年 3月29日:竜華機関区に貸し出し(返還日は不詳)
昭和54年 6月 6日:浜松機関区
昭和59年 2月 1日:下関運転所
82,83号機以来、久々の川崎製で、同社製としては初めてのPS15搭載機となります。
製造元は違くて、最後は生き別れになりましたけど、生い立ちは93号機とほぼ同じで、宮原→浜松と転じています。
59.2改正でEF62への置き換えを目的とした転配で下関に追いやられますが、結果的に東海道・山陽本線を走破した機関車になりました。
撮影日は不詳ですが、これは大阪駅ですね。
区名札は「浜」となっていますが、まだHゴム化される前なので、昭和55年以前に撮影されたと思われます。
おそらく「いなば(出雲)/紀伊」の牽引には就いたと思いますが、それ以外は基本的に荷物列車の牽引を黙々とこなしていました。
これも撮影日は不明ですが、東海道本線の大井町駅ですね。
既にHゴム化されていますので、昭和55年以降の撮影になりましょうか。
東海道本線東京口において、貨物列車は品鶴線を経由していましたが、荷物列車の場合は大汐線を経由する列車とそのまま東海道本線を経由する列車がありました。
東海道本線近江長岡-柏原間でしょうか?
白くなった伊吹山をバックに荷物列車を牽引する94号機です。
東海道本線東神奈川-横浜間ですが、撮影自体は京浜急行の神奈川駅で撮ってますね。
SGのエグゾーストが見えますので、冬場の撮影になりましょうか。
背後に見える横浜線の103系も懐かしいです。
(4枚ともタ様提供)