滝川駅【北海道】(函館本線、根室本線。2012年、2015年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
北海道中央部空知地方、滝川市の中心市街地に位置する函館本線と根室本線の接続駅で、かつては根室本線に直通する釧路方面列車が多数発着していたものの、石勝線開業や富良野~新得間の廃止により、根室へ行かない根室本線との分岐駅になってしまう、
滝川駅 (たきかわえき。Takikawa Station) です。
 
尚、写真は2015年以前に撮影したもので、古いです。
現在は状況が変化していると思われます。ご了承下さい。
  
  
駅名  
滝川駅 (A 21)    
 
所在地  
北海道滝川市     
 
乗車可能路線  
JR北海道:函館本線根室本線    
 
隣の駅  
函館本線  
札幌方・函館方……砂川駅  
深川方・旭川方……江部乙駅  
  
根室本線  
富良野方……………東滝川駅  
  
訪問・撮影時  
2012年3月、2015年9月      
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1898年開業)。
駅舎………………東側に1962年改築の鉄筋コンクリート2階建て駅舎が現存。改札は1階。
出入口……………東側のみ。西からは約600m北のアンダーパス

        or約1.4km南の踏切を渡って東側へ。
バリアフリー……○(出入口に段差なし。改札内跨線橋にエレベーター併設)。
点字ブロック……駅前広場~駅出入口~改札~跨線橋~各ホーム間に設置。
駅前広場…………○(ロータリー有。バスターミナル・タクシー乗り場併設)。
 
 

駅舎です。西方向を望む。2012年撮影。
現在も1962年に建てられた国鉄感丸出しの駅舎を使用していますが、後に手前の駅前広場が再整備され、今はバスターミナルも併設されています。駅前広場と駅舎の間には屋根付き通路が設置され、今では撮影当時ほど駅舎をハッキリと撮影できません。
ちなみに右(北)には北海道中央バス滝川ターミナルがあり、北海道中央バスは滝川ターミナルに発着していましたが、2018年に一般路線バス乗り場がロータリー内へと移動し、駅舎の左側に案内所が設置されました。その結果、滝川ターミナルを発着するバス路線は消滅しました。但し、高速バスは諸事情で駅前広場に乗り入れられず、駅前道路沿いに停留所を設けて対応しています。
 
 

こちらは2012年当時の滝川ターミナルです。走行中のバス車内より北を望む。
現在も建物は残っており、観光案内所「たきかわ観光国際スクエア」が入居しています。
 
 

駅前です。東を望む。
東~北東方向に滝川市の中心市街地が広がっていて、商店街も形成されているものの、人口減少やロードサイド店の進出などにより市街地の空洞化が進行しており、駅前に活気がありません…。
一方、駅裏の西側は住宅が少なく、滝川西公園などとして整備されています。公園の北側は宅地化されていますが…。公園のすぐ西側を石狩川が北から南へ流れています。石狩川の対岸は新十津川町で、滝川駅の南西約4.3kmの場所に札沼線の終着駅だった新十津川駅がありましたが、2020年に廃止されました。
 
 

駅舎1階にある改札口です。西を望む。保温のため改札の先にも扉があります。
 
駅員配置………あり(直営駅かつ管理駅)。
自動改札機……あり(3通路)。
ICカード………エリア外。但し、2024年春に導入予定(函館本線のみ)。
幅広通路………あり(左端の有人通路のみ。点字ブロック設置)。
有人通路………あり(窓口に面した左端通路)。
窓口……………あり(改札窓口、『みどりの窓口(左手前)』)。
自動券売機……あり(改札口の左手前)。
自動精算機……なし(精算窓口【改札窓口】で精算して下さい)。
トイレ…………改札外左側(多機能トイレ併設)。一旦駅舎を出る必要があります。
       おそらく改札内にはありません。 
改札外設備……待合室(空調有。2012年時点で中にあったそば屋の動向は不明)。
売店……………なし(かつて待合室内にキヨスクがありましたが、2016年に閉店)。  
コンビニ………なし(最寄店舗は約600m東の「セブン-イレブン」)。
 
そして改札を通り、正面の階段または右にあるスロープを登ると根室本線下り1番線、左にある跨線橋(階段・エレベーター併設)を渡ると4・5番線と6・7番線(いずれも函館本線)へ行けます。
 
 

6番線に設置の吊下式駅名標です。電照式かどうかは不明です。
JR北海道の標準デザインで、右側の隣駅は函館本線の江部乙駅と根室本線の東根室駅が併記されています。
駅ナンバリング「A 21」も併記されています。
 
 

 

 

駅構造……地平駅(南南西~北北東方向)。
配線………単式ホーム1面、島式ホーム2面、計3面5線。  
  
駅舎に面した左端の単式ホーム(東)が1番線で奥の函館方が行き止まりになっており、根室本線列車のみが使用します。
1番線の右には函館方が行き止まりの側線が1本、函館方で本線と繋がっている側線が1本あり、この2線が2番線・3番線となっています(ホームには面していません)。
中央の島式ホームは左が4番線、右が5番線でともに函館本線上り札幌方面ですが、4番線は根室本線列車も発着します。
右端の島式ホーム(西)は左が6番線、右が7番線でともに函館本線下り旭川方面ですが、7番線には当駅始発の札幌方面列車も入線します。
7番線の右には複数の側線・留置線があり、さらに右には根室本線用気動車の車庫があります。
 
函館本線の下り主本線は6番線、上り主本線は5番線で、主に特急列車が停車・貨物列車が通過しますが、普通列車が発着することもあります。
4・5番線から見て1番線は非常に短く、6・7番線は若干函館方(奥)にずれています。
     
ホーム有効長……1番は3両分、4・5番と6・7番は9両分  
ホームドア………なし。
ホーム幅…………全体的に広いですが、4・5番線は若干狭いです。
上屋(屋根)………1番線は函館方2両、4・5番線は旭川方(手前側)4両、

        6・7番線は旭川方3両。
ホーム上設備……ベンチ(各ホーム)、飲料自動販売機(4番~7番)。
 
1番線に面して駅舎があり、その少し函館方に各ホームを結ぶ跨線橋があります(EV併設)。
  
上2枚は1番線発着の列車内より、下写真は5番線より、いずれも函館本線・函館方を望む。
 
 

 

上写真は1番線より、下写真は5番線より、いずれも函館本線・旭川方、根室本線・富良野方を望む。
右から1番線~7番線の順です(2番線と3番線はホームなし)。
駅舎に面した1番線は根室本線列車のみが発着します(上写真)。
 
 

 

上写真は1番線に停車中の列車内より、下写真は跨線橋より、いずれも函館本線・函館方を望む。
1番線と中線の2番線は行き止まりになっています。
函館本線・函館方はこの先、左へカーブすると根室本線と寄り添っていた空知川を渡り、市街地を出て砂川市に入ります。その後は田園地帯を南東へ走り、やがて右へカーブして国道12号線をくぐると進路を南に変え、農村風景の中を一直線に走ります。やがて市街地に入ると砂川駅へと至ります。かつては函館本線上砂川支線と歌志内線が分岐していましたが、ともに石炭輸送を主とした路線だったため、1990年代までに廃止されています。
 
 

跨線橋より函館本線・旭川方、根室本線・富良野方を望む。
少し先で非電化単線の根室本線が右へカーブして分かれます。
電化複線の函館本線はこの先、市街地を北北東へ走りますが、やがて市街地を出ると一直線に田園風景の中を走ります。そして右側にまとまった住宅地が見えてくると江部乙駅へと至ります。
 
一方、根室本線はこの先、右へカーブして函館本線と分かれると市街地の中を東へ走りますが、やがて広大な田園風景の中を東北東へ走るようになります。その後は道央自動車道をアンダークロスして、やがて右側に集落が現れると東滝川駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2003年、2005年、2012年2回、2015年              
 
今まで5度下車しましたが、改札を出たのは廃止された札沼線・新十津川駅との間をバスで移動した2003年と2012年のみです。道東の幹線である根室本線との分岐駅ゆえ構内は広いです。駅舎も国鉄時代からの立派なものを使用しています。駅前は滝川市の中心市街地ですが、他の地方都市と同様に空洞化が進行しています。
 
鉄路のみで  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復不可。新幹線~北斗~カムイorライラック。 
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復不可。東海道新幹線~東京から同上。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・なし (最寄店舗は約600m東の「セブン-イレブン」) 
飲食チェーン店・・・なし    
  
東京、大阪とも鉄路での到達難易度が非常に高いですが、函館本線および根室本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は滝川駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:JR北海道のHP、Google地図、Wikipedia)