東武鉄道は私鉄版103系こと8000系を量産していた1980年頃、当時の車体に準じた5000系列の新造を計画・実行。あの78系の走行機器を流用し、更新。勿論、吊り掛け駆動でした。
構想前には8000系の増備か、あるいは78系の車体更新かで、だいぶもめたとか。

まあ、やることなすこと、当時の名鉄の流儀に何とも、そつくり!!違うのは車体が20メートルクラスと大柄なぐらいでしたね。
最初の5000系は非冷房。ブレーキも自動式空気指令のAMM-R型で、名鉄7300系と何ら変わりません。
しかしながら、次の5050系や5070系ではHSC型に変わり、冷房車に。カルダン駆動の8000系との併結も一応は可能に。しかしながら、性能が余りにも違い過ぎたのか、たった一度だけしか行われていませんね。
近鉄名古屋線ではこうした併結運用は意外にも長続きしており、吊り掛け駆動だった1000系や1300系は今なお語り草です。
名鉄でも実はあの2代目3300系はデビュー後にはHSC型化も検討されたらしい。あくまでも当時の噂だけに終わりましたが。うん。
恐らくは6000系や6500系と併結させるつもりだったのだろうね。
さて、2代目5000系。車齢はまだ17歳の若さだ。走行機器まで含めても、あの3501Fよりは5歳ほど若いほどだわ。
5000系の車体や台車、空調などは、そう安易にまるまる廃棄出来まい。また走行機器もせっかく巨費を投じてまで全面リニューアルされた6500系金魚鉢型や6517Fを、これからも末長く持たせるためにも、今のうちに捻出してあげたらどうだろうかしら?? 5000系はVVVF制御化するとして。

一度だけとは思いませんでした。今は亀戸・大師線用のワンマン運転区間でひっそり過ごしてますね。
国鉄ではクモユ141と80系が豊橋駅ではよく併結されていたのですが、全く問題はなかったのでしょうかね。