京王井の頭線からグリーン車両が消えて40年 | まほろ市発なんでもありのブログ

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先日京王7000系がデビューして40年という日記を書いたが、そういえば先週の月曜日に京王井の頭線からグリーン車両が消えて40年になっていたことを思い出した。


京王井の頭線はワタクシの家からも少し距離があり、京王線沿線だった母方の祖父母の家からも距離があった。


元々小田急傘下の帝都電鉄の路線だった過去から、軌間も1067㎜であり、ワタクシが幼い頃は既に3000系に統一されつつあった。


しかし同じ京王の路線だったので、3000系以前の旧形車両は緑色に塗られ、グリーン車というアダ名で呼ばれていた。


それらは朝のラッシュアワーしか走らず日曜日や昼間は車庫に押し込められていた。


当時は朝が苦手だったワタクシは当然乗ることは出来ず、遠い存在だった。


京王線とは違って、吊り掛け車両までもが最後まで残り、開業時の帝都電鉄の台車を履いたものまであった。


吊り掛けグループは2600系の井の頭線版1800形や、2700系の井の頭線版の1900形。

それに2000系の井の頭線版1000系があった。


井の頭線のグリーン車は乗ることは出来なかったけど、過去に一回だけ見に行った事はあった。


それは確か昭和58年の暮れ位だっただろうか。

家族で久我山から富士見ヶ丘まで散歩した時だった。


神田川伝いに歩いていると富士見ヶ丘検車区の裏手で壊されていく1900系をフィルムに納める事ができた。




その矢先井の頭線のグリーン車は1月に1900形が、そして3月4日に1000系が引退して、井の頭線は冷房化と高性能化100%を達成した。
当時は情報量が今より遥かに少なく、京王ニュースなどで大々的に報道されない限り、引退の情報は分からなかった。これらが引退してしまったというのも、殆ど寝耳に水だった。

井の頭線のグリーン車両には乗れなかったけど、下回りは総武流山電鉄や三岐鉄道、伊予鉄道へ引き継がれ、今でも銚子電鉄で聞く事が出来る。

2001は3月までのようだけど、2002は暫く走るみたいだ。また銚子へ行って1000系の音に浸りたいと思っている。