本日は,KATOの10-1886〜88の「キハ85系<ワイドビューひだ・ワイドビュー南紀>」を購入したお話になります.
最近筆者としては「(特別企画品ではない)KATO・TOMIXの日本型Nゲージ製品は十分な生産量があり,必ずしも予約・発売直後の購入を必要としない」と見立てておりましたが,この製品に関しては乗車したことがあること,後述のように同じ製品を複数買うケースがあること,金屋代鉄道システムにこれまでなかった列車であること,実車がほぼ引退していることから,特に量販店では大変な売れ行きになっており,急遽強引に予算設定をして購入しました.仮にこの製品を後で購入しようものなら,メーカー希望小売価格を超える費用が必要かもしれません.鉄道模型の収集には予算・収納スペースの限界があるため,ポスター1枚1枚を丁寧に吟味し,このようなことは今後行わないように心がけたいものです.そもそも,前回製品の「10-1404・05」は複数回生産されていますが,その都度早期に完売になっていました.
今回は「基本(非貫通型キハ85・キロハを含む4両)」「増結A(キロ85を含む3両)」,そして「増結B」が登場しましたが,今回の目玉は「増結B」に含まれる200番台車といえます.
このキハ84では,右が0番台,左が200番台です.かなり大きな差異があるのですが,従前の製品と同じ構造で新規で製作されました.このキハ85系の製品は1991年には登場していましたが,これでも現代に通じる十分な出来です.これ以上細密化・作り分けをすると価格がもっと上がります.さらに言うと,別パーツも「鹿対策スカート」程度でありません.想像以上に使いやすい製品ではないでしょうか.その分,トレインマークはシール対応,モーターはフライホイールは付いていません.
なお,キハ85 1100番台には車椅子マークが付いており,模型としてはそのほかにも変更点があります.
おそらくは「キハ84 9」を抜いた10両で走ることが多いと思います.しかし,キハ85系の編成の魅力はその自由度にあり,先頭車が編成の過半数を占めることは珍しくありません.さよなら運転を含めると,量産先行車を含む編成・非貫通型先頭車を中間に含む編成除く,考えうる全ての編成を行おうと思えば,11両では足りなくなってしまいます.従って早々に売り切れてしまうのはむべなるかなと感じました.今月の出費は大変なものでありますが,持っていないことの方が個人的には厳しいのではと思いました.
(この記事に限らず,当ブログの記事はあくまで一個人の感想の類です)
(画像はイメージです)
ところで,キハ85型のうち2(+2)両は「WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)」の「KTR8500型」として,3/16より特急「たんごリレー」などとして土曜・日曜に運行することになっています.
https://trains.willer.co.jp/info/ktr8500%e5%bd%a2%e8%bb%8a%e4%b8%a1%e3%81%ae%e9%81%8b%e7%94%a8%e9%96%8b%e5%a7%8b%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
模型の売れ行きといい,いかにキハ85系が愛されているのかがよくわかります.先頭車に動力を設定するなどの変更があっても良いのではと思っていましたが,やはり高額化は避けられず,この製品を少々無理してでも買った,と言うはなしでした.大阪にも富山にもきていたため広く活躍できそうです.
※「第60回鉄道もけい展示会」を本日実施し,来場者は27名でした.