車窓の雪を肴に酒呑む | tundraの世界

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しばらく雨降りの日が続いたけど、今日は良い天気だ。
今回は豪雪地帯を走る飯山線に乗って雪見酒と洒落込む予定。

まずはこだま816号に乗って東京へ向かう。
真っ白い富士山が見送ってくれた。


東京駅でとき308号新潟行に乗換える。
反対のホームにつばさ129号が入線したのでパチリカメラ

つばさ号単独の短い7両編成だったのでホームの先端まで車両が来ない。

 

そういえばこの短編成は降雪時などでブレーキが効き難いって聞いた。

やまびこと併結している17両編成の場合は全136個の車輪がある。

たとえば前方3両24個の車輪が滑っても前方車輪でレールの雪を掻くので、

残りの112車輪は通常ブレーキの利きになるらしい。

そうすると制動力も通常時の2割弱の低下で済む。

しかし7両編成の場合は車輪が56個しかなく、24個の車輪が滑ると残りは34個だ。

つまり正常時の6割のブレーキ力がしか得られないという理屈だ

(3月6日の郡山オーバーランもこんな理由かもしれない)
 


しばらくするととき308号の車内清掃が終り乗車が開始された。
いつも思うのだけどJR東日本新幹線の乗り込む時間は本当に短い。

ドアが開いてから5分ほどで出発してしまい、始発駅の旅情緒ってものが無い

関東地方の天気も良く、とき号の車窓からも富士山が良く見えた。

300mm望遠レンズで撮ったから三島より富士山が近く見える爆  笑


大宮駅をでると列車は徐々に速度をあげていった。

そして街並みが途切れたあたりでは270kphに達した。

 

ずうっと見えていた富士山は熊谷駅少し出たところで秩父連山に隠れる。

かわって車窓からは真っ白な浅間山が見えるようになった。

 

 

上毛の山々を見ながら朝食にする。

ちょっと朝食にしてはヘビーだったかな。。

国境の長いトンネルを抜けると越後湯沢からは雪国になった。

ただ思ったほど雪は多くなく、ところどころ地肌が見える。

10時44分長岡駅に到着。


きりっとした冷たい空気を想像してたけどあまり寒くない。

どんよりとした冬っぽい雲が空を覆っている。

でも雪は全く見る事ができない。
2月末の長岡はこんなものなのか?
それとも今年が異常なのか?

次に乗る上越線上り列車には2時間程時間がある。
その時間を利用して駅ビルにある”ぽんしゅ館”に行ってみた。


ここでは100種類以上の新潟産日本酒が試飲できる。

入口で500円で5枚のコインを買って気になる酒を選択して呑む方式だ。


ただ種類が多すぎてどれを飲むかなやんでしまう。

販売機に簡単な味の説明があるのでそれを頼りに呑むことにする。
多くの酒はおちょこ1杯で1コインなのだが、
2コイン必要な高価な酒もあった。


燗がうまいとされる酒は燗にもできる。

どの酒もそれぞれ個性があってうまい。
気に入った酒を1本買った。

 

電車の時刻が近づいたのでホームに向かう。

12時34分発の越後湯沢行の電車をパチリカメラ

シャッタースピードが速くて行き先表示が飛んでしまったショボーン

長岡駅から20分ほどで、飯山線の起点駅である越後川口駅に到着

長岡よりは雪があるけど思ったほどではない。

一面銀世界を想像してたのだけどなぁ。。。

13時11分発戸狩野沢温泉行に乗り込む。

車内はそれなりに混んでいた。
でも幸いにもボックスシートに座れた。

ロングシートでは雪見酒はできないものね。。

越後川口駅をでると徐々に雪は増えていった。

さすがに日本有数の豪雪地帯を行く列車だけある。


さっそく雪見酒を楽しむことにする。
ぽんしゅ館で購入したのは田友(でんゆう)というお酒。

燗がおすすめと説明書きにはあった。
ただ冷でも良い香りが楽しめたので購入した。

 


 

チビリチビリやりながら車窓に広がる雪景色を楽しむ。

 

昭和20年に7m85cmの積雪が記録されたという森宮野原駅

今年の状態からは8m近くも積ったとは想像がつかない。

 

 

3駅先の信濃白鳥駅の方が積雪が多いか??




四合瓶の酒が無くなりかけたところで、

この列車の終点である戸狩野沢温泉駅に到着。
ここで長野行きに乗換える。


長野行列車はホームの反対側に既に到着していた。


中に入ると盲導犬がこっちを見ていたのでパチリカメラ


戸狩野沢温泉駅をでると列車は平野部に入る。

西日を浴びた銀世界が車窓に広がる。

新潟側よりも長野側の方が雪が多く感じられた。

気のせいかな?

長野らしくリンゴの木をパチリカメラ

 


16時9分長野駅に到着。
反対側ホームにいた特急しなの名古屋行をパチリカメラ


長野駅も想像したほど寒く無かった。
もちろん雪は全くない。



駅前のホテルに荷物を置き、街を散策することにする。

バス停を見ると面白い光景が。。。

バス停に対して直角に、そして1mほどの等間隔で並んでいる。
これが長野スタイルなのだろうか??

「馬刺し」と書かれた看板が目に入った。

長野県は、熊本や会津など同じく古くから馬肉文化があるらしい。

馬い!! いや旨い

馬刺しだけでなく他の肉料理もある店なので鳥・豚なども堪能した。

そして締めに長野駅に行って駅そば。

残念なが好きな蕎麦の喉越しではなかった。


明日は善光寺参りにゆきます。