篠原駅【滋賀県】(東海道本線【琵琶湖線】。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
滋賀県近江八幡市の南西端、野洲市の境界近くに位置する東海道本線【愛称:琵琶湖線】の駅で、駅前は住宅地が広がっていますが、野洲以西の各駅とは違い、ローカルムードが漂っている、
篠原駅 (しのはらえき。Shinohara Station) です。  
  
  
駅名  
篠原駅 (JR-A 20)  
 
所在地  
滋賀県近江八幡市 (構内の一部は野洲市にまたがっています)   
 
乗車可能路線  
JR西日本:東海道本線 【愛称:琵琶湖線】  
 
隣の駅  
米原方・東京方……近江八幡駅   
京都方・神戸方……野洲駅  
 
訪問・撮影時  
2020年12月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1918年、近江八幡~野洲間に新設開業)。
駅舎………………橋上駅舎(2015年完成。南北自由通路を兼ねています)。
出入口……………北口、南口。
バリアフリー……南北ともエレベーターあり(上りエスカレーターは北口のみ設置)。
点字ブロック……各駅前広場~改札~各ホーム間に設置。
駅前広場…………南北(ロータリーあり。バス停留所併設、タクシー乗り場は北口のみ)。
 
 

 

正面口に相当する北口です。上写真は南西を、下写真は南を望む。
かつては北口側に木造駅舎が鎮座していましたが、2015年に橋上駅舎化され、同時に南北自由通路も開設されました。
北東側にはロータリーを有する駅前広場が整備されています。
駅前を線路と並行する形で県道48号線が通っています。
篠原駅は近江八幡市に所在しますが、上写真奥、坂下は野洲市域になります。
 
 

 

北口駅前です。上写真は北を、下写真は北東を望む。上写真左、下写真右に北口出入口があります。
周辺は住宅地で、駅前を通る県道48号線沿いには篠原駅前商店街が形成されていますが、活気に乏しい印象です。野洲市側に商店はほとんど見られません。
約500m北東には滋賀県を拠点とするスーパー「平和堂 篠原店」があります。
約750m北には近畿職業能力開発大学校附属滋賀職業能力開発短期大学校(愛称・ポリテクカレッジ滋賀)があります。
また、300m少々東側を、国道477号線が南北方向に通っています。国道477号は三重県四日市市と大阪府池田市を結ぶ路線ですが、途中に狭路や難路があり、右左折を繰り返す区間もあるなど、趣味的には面白い国道です。
 
 

こちらも北口駅前です。橋上駅舎より北西を望む。
駅から離れると田園風景が広がっています。
琵琶湖は遠くて水面が見えませんが(6km程度離れています)、対岸の比良山地の山々を望むことができます。比良山地の麓を湖西線が通っています。
 
 

こちらは橋上化により開設された南口です。北西を望む。
以前は「駅裏」でしたが、南側からも駅へのアクセスが可能になりました。
ロータリーを有する駅前広場が整備され、バスも乗り入れています。
 
 

南口駅前です。橋上階より南東を望む。
ロータリー内の駐車場は緊急用となっています。一般車の不正駐車が横行していたのでしょうか?
元駅裏だけあり、北口と比較すると住宅が少なく、商店も見られません。
駅から離れると田園風景が広がっています。
奥に見える低山の手前を東海道新幹線が左右方向に通っており、新幹線の車窓から篠原駅を確認することが可能です。
 
 

こちらも南口駅前です。駅前広場より北東を望む。左が南口出入口です。
南口の北東方向は住宅地が広がっていて、新旧の住宅地が混在しています。
350mほど北東には上野神社と荘厳寺があります。
また、南北とも駅前にコインパーキングが見られます。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。北東を望む。左が北口、右が南口です。
 
駅員配置………あり(業務委託駅。駅員不在時対応のため、

         現在は改札内外にインターホン設置)。
自動改札機……あり(2通路)。
ICカード………利用可能(『ICOCA』エリア内。

            交通系ICカード全国相互利用サービスの各種カードもOK)。
幅広通路………あり(窓口に面した左側通路。点字ブロック設置)。
有人通路………あり(左端通路が有人通路を兼ねています)。
窓口……………あり(改札窓口のみ。『みどりの窓口』2015年、橋上化と同時に廃止)。
自動券売機……あり(改札口の左手前。ICチャージ可。

         『みどりの券売機プラス』を併設)。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札外のみ(写真左後方。多機能トイレ併設)。 
改札外設備……待合所、公衆電話(いずれも左後方)。
改札内設備……飲料自動販売機。  
売店……………なし。  
コンビニ………なし(1km圏内に店舗はありません)。
 
トイレは改札内にはありませんのでご注意下さい。
 
1階にある各ホームとの間は階段・エレベーターで結ばれています。
篠原駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

改札口前より南東(南口方向)を望む。
左が改札口、後方が北口で、右手には待合所とトイレ・多機能トイレがあります。
跨線橋は改札内と改札外で共用していて、中央で仕切られています。
尚、篠原駅は橋上駅舎ですが、改札口など駅舎機能はそのほとんどが橋上ではなく北口側に設置されています。南口側からは少々迂回を強いられますが…。
 
 

下り2番のりばに設置されている建植式駅名標です。非電照式です。
JR西日本の標準デザインで、下部は琵琶湖線のラインカラーかつJR西日本のコーポレートカラーである青色に塗られています。
篠原駅の駅ナンバリングは「JR-A 20」ですが、この駅名標には記載されておらず、柱に掛けられている縦型の駅名標のみに記載されています。
 
 

こちらは2番のりばに設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯です。
上の建植式とは書体が異なります。こちらは従来の書体です。
 
 

 

駅構造……地平駅(北東~南西方向)。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
右ホーム(北西)は1番のりばで上り米原・東京方面、左ホーム(南東)は2番のりばで下り京都・神戸方面です。
上下線の間隔が開いていますが、昔は中線がありました。
 
ホーム有効長……12両分。
ホームドア………なし(2020年12月時点)。
ホーム幅…………中ほどは標準レベルですが両端は狭いです。
上屋(屋根)………中ほど3両分。
ホーム上設備……ベンチ・空調完備の待合室(各ホーム)。

        飲料自販機(2番のりばのみか?)。
 
中ほど神戸寄り(奥側)上空を跨線橋・南北自由通路が横切っており、1番のりば側上空に橋上駅舎があります。
 
1番のりば東京方(手前側)は、上屋の形状からもわかるように昔は貨物側線が存在したと思われます。
現在、跡地には保線用の車庫が設置されています。
  
写真は2枚とも2番のりばより京都方・神戸方を望む。
 
 

こちらは1番のりばより米原方・東京方を望む。
手前の神戸方には貨物側線が無かったようです。
また、右の2番のりば側には架線柱が密集していますが、南口側に変電所があるためです。
 
 

2番のりばより米原方・東京方を望む。
左から保線用側線が上り線に合流します。
この先、国道477号線と踏切で交差してすぐに日野川を渡ると左へカーブして、左前方に八幡山ロープウェーが架けられている八幡山(鶴翼山)を眺めながら田園風景の中を北東へ走ります。そして市街地に入ると新快速停車駅である近江八幡駅へと至ります。近江鉄道八日市線と乗換可能です。
 
 

 


上写真は2番のりばより、下写真は1番のりばより、いずれも京都方・神戸方を望む。
ホーム端の先に近江八幡市と野洲市の境界があります。また、前方には中線跡の一部を流用した保線用側線があります。
この先、広大な田園風景の中を南西へ走ります。左手には東海道新幹線が見えます。その後、上下線が離れて右手に網干総合車両所宮原支所野洲派出所を見て走ると住宅地の中を走るようになり、やがて車両基地が尽きて上下線が寄り添うと市街地に入り、新快速停車駅かつ運転上の主要駅である野洲駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2020年          
 
相対式ホーム2面2線の駅で、やや簡素な橋上駅舎を有しています。駅前は近江八幡市郊外の住宅地ですが、すぐ南西まで野洲市が迫っています。ちなみに「篠原」は野洲市側の地名で、本来は野洲市域に駅を設置したかったようですが、現駅の神戸方が勾配になっているため、当時の蒸気機関車牽引列車では発車に支障があることから平坦な近江八幡市域に駅が設置されたとの事です。電化後に駅が設置となれば地名と同じ野洲市側になっていたかもしれませんね。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日中到達可能、日帰り往復可能。新幹線で京都or米原下車。琵琶湖線普通に乗換。行先注意。 
大阪から・・・当日中到達可能、日帰り往復可能。新快速に乗り野洲で普通に乗換。
 
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・なし(1km圏内に店舗なし)  
飲食チェーン店・・・なし   
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。琵琶湖線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は篠原駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、Google地図、Wikipedia)